運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業者で働くトラックドライバーの仕事とは?

2017.02.10
分類:その他

トラックは至る場所で見かけることがあるでしょうが、実際にどのような仕事をしているのか、興味はあっても良くわからないという人もいるでしょう。
トラックドライバーは職種ごとに仕事内容が異なりますので、必要になる免許証なども確認しておく必要があります。


大型トラックドライバー
大型自動車免許(11t以上)が必要なドライバーで、荷物の依頼を受け荷揚げ場所から荷卸し場所まで配送を行います。走行距離は長距離になることが多く、睡眠もトラックの中でということがほとんどです。
体力と経験が必要ですが長時間一人で運転する仕事のため、人間関係のわずらわしさがなくストレスが少ない仕事と言えるでしょう。

・勤務形態
運送会社の正社員や契約社員として働く勤務形態の場合には、会社所有の車両を配送車として使用することが多く、固定給に合わせて出来高報酬を支払っている運送会社もあるようです。
下請けとして委託で働く場合には、車両は持ち込みで出来高での歩合制になることがほとんどのようです。


トレーラー(牽引)ドライバー
大型自動車免許(11t以上)と牽(けん)引免許が必要です。
トレーラーとは牽引貨物自動車のことをトレーラーと言いますが、頭の運転席部分であるトラクターと荷台部分のトレーラーが分離出来る構造になっているのが特徴です。
コンテナ、ダンプトレーラー、タンクローリー、キャリアカーなど形状は様々で、大量の荷物を積み長距離移動することがほとんどです。

・勤務形態
運送会社で正社員勤務する専属ドライバーと契約ドライバーに分かれます。走行距離が長距離になることが多いため、休憩や睡眠時間が適正に取ることができる勤務ローテーションと時間調整が行われる必要があります。


中型トラックドライバー
中型自動車免許(5t以上11t未満)が必要で、主要都市の集配所、荷揚げ場所、荷卸し場所まで荷物を運ぶ仕事が主になりますので、基本的には日帰りでできる仕事です。
フォークリフト免許を所有していれば、荷物の揚げ卸しも兼任というケースもあるようです。

・勤務形態
運送会社の正社員や派遣社員として働く場合、専属契約を交わして自身のトラックで働く場合などがあります。


小型トラック(2t、3t)、軽貨物ドライバー
普通自動車免許で業務が可能で、国内大手の運送会社が参入している職種です。
大量の荷物を指定ルートまで配送する業務が多く、集配所間のルート配送から宅配業務まで、業務内容は様々です。

・勤務形態
小型トラック(2t、3t)、軽貨物ドライバーの場合には、運送会社の正社員として勤務するか、もしくは派遣社員として勤務するかに大きく分類できます。宅配ドライバーは契約社員や運送会社の下請として働くケースもあります。


労働者が安心して勤務するために
このように運送業者で働くドライバーには色々な種類のドライバーがいます。勤務形態なども様々ですが、会社は労働条件など法律を守って設定することが大切です。