運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業の事務を担当するのにふさわしい人材とは?

2018.08.23
分類:その他
物流業界とは、商品を運搬する以外に倉庫に保管すること、店舗や個人の手元に届くまでなどの業務内容を含みます。 派遣の仕事には倉庫や工場、事務などいろいろな場所があり、単に物流業界で働くといってもその幅は広めです。 そこで、物流事務といわれる人はどのような業務を行うことになるのか、その業務を担うのにふさわしい人材とはどのような人なのか確認しておきましょう。

管理業務も事務の仕事?

荷物を運ぶドライバーの仕事と同じく重要になるのは、倉庫管理で行う業務です。事務兼管理という位置づけで管理業務も事務が行っている運送会社もあります。 顧客から預かった荷物の入出庫管理を行い、紛失や破損などがないようにしっかりと管理することが重要です。 入庫の際には荷物の仕分けや伝票確認、出庫するときにはピッキングと呼ばれる品出し作業、検品、梱包、出庫伝票確認といった作業が必要になります。 それらの作業を正確に行うのはもちろんのこと、スピードや、整理整頓して荷物を綺麗な状態でキープし続けることなどが求められます。 □どのような人材に向いている? 工場に届く資材や商品などを正確に把握しながら、出荷されるまでの流れを把握・計算して、在庫管理していくことが大切になります。そのため、いかに正確に、そして手早く作業ができるかが重要となるでしょう。

事務作業は企業の顔としての業務が重要

事務作業としては、メーカーや顧客との電話応対、入荷商品の個数・在庫管理、資料作成、伝票処理などが主な仕事です。 来訪者の案内や取次などを行うとき、社員の内線電話番号などを設定している工場になると、間違わないように対応しなければなりません。 また、アポイントのない来訪者の訪問は、担当部署を割り出す作業も必要になることがあります。そのため、それぞれの部署の業務内容、従業員などに精通していることが望ましいといえるでしょう。

事務担当者を選ぶときに基準としたい能力

担当部署の業務を円滑に進めていくことになるので、電話応対やパソコン作業など、今行うべきことに優先順位を付けながら臨機応変に迅速に対応できる能力が必要です。 様々な業務や製品、材料など情報管理のためにはパソコンを用いることが一般的ですので、Excel(エクセル)やWord(ワード)といったある程度の知識があることが望ましいといえます。 また、受付業務は企業の顔としての役割を担うため、柔軟に対応する能力やコミュニケーション能力があるかも重視して、誰を配置するか決めた方が良いでしょう。