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一般貨物を運送する事業用トラックにはいくつか種類があり、積載量によって分けられます。 大きく分けると小型トラック、中型トラック、大型トラックという3種類ですが、さらに形状や仕様などにより種類は異なりますので、どのようなトラックがあるのか把握しておきましょう。

積載量によるトラックの種類

トラックは積載量によってその種類が次のように分かれます。 小型トラック 最大積載量は3トン未満、車両総重量は5トン未満のトラックで、全長4.7m×全幅1.7m×全高2m以内のトラックが該当します。2トントラックや3トントラックと呼ばれるトラックの種類であり、普通免許で運転できます。なお、総排気量は天然ガス車やディーゼル車は無制限となります。 中型トラック 積載量４トントラックと呼ばれることが多く、小型トラックを超える規格であるのが中型トラックです。車両総重量は5トン以上11トン未満、最大積載量は3トン以上6.5トン未満、さらに全長12m×全幅2.5m×全高3.8m以内となり、運転するには中型免許を必要とします。 大型トラック 道路交通法による大型自動車の規定では、車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上です。８トントラックや10トントラックといわれるトラックが大型トラックに該当します。 また、全長12m×全幅2.5m×全高3.8m以内で、運転するには大型免許が必要です。

形状によるトラックの種類

さらにトラックは形状によっても種類が次の通り異なります。

平ボディ

フラット型の荷台が備わった汎用的なトラックが平ボディと呼ばれる小型トラックです。屋根がないため、簡単に貨物の積卸しができます。

バンボディ（箱車）

アルミ製の箱型になっている荷台が備わったトラックで、現在最も一般的に利用されているトラックともいえます。風雨から荷物を保護する機能は平ボディよりも高めです。

保冷車

断熱加工されている荷台が備わっているため、外気の影響を受けず低温で荷物を運びたい時に適しているトラックです。

冷凍冷蔵車

冷凍・冷蔵装置が備わっており、生鮮食品や冷凍食品などを運ぶことに適しているトラックです。

ウィングボディ

バンボディの両側が鳥の羽を広げた形のように開くトラックで、荷物の積卸しがしやすい形になっています。

幌ウィング

荷台を幌で覆った形のウィングボディで、一般的なウィングボディより軽量化が可能であり、荷物を多く積めることがメリットです。

トレーラ

荷台が大きく大量の荷物を一気に運ぶことができることが特徴ですが、正確には後部の荷台部分のみのことを指す言葉です。