運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送会社の配送遅れが発生した時にできるだけ問い合わせやクレームをなくす方法とは?

2020.10.30
分類:その他
たとえば大雨や大雪などが影響し貨物が集中すると、対応できる範囲を超えてしまい運送に遅れが生じることもあります。トラブルに対応しなければならない中で、問い合わせやクレームなども増えてしまうと、何を優先させればよいか混乱してしまうこともあるでしょう。 配送の遅れは発生させないことが最もよいですが、それでも起きてしまった時には的確・スムーズに対応することが必要です。

なぜ遅れが発生するのか情報を伝えることが大切

配送に遅れが出た時、問い合わせやクレームが増える理由はいろいろです。たとえばプレゼントを注文し、到着日やその翌日に相手に渡す予定だった方などは、品物を贈ることができなくなってしまいます。 以前も遅延したことがあり、今回は間違いなく期日に届くだろうと思っていたのにまた遅延?という場合は、なぜ遅れているのか不安を感じることもあるでしょう。 そのためもし配送の遅れが発生したことを把握した時には、まずその情報を顧客に的確に案内できるようにしておきましょう。それにより遅れが発生した後の事後対応を減少させることができ、問い合わせやクレームを少なくすることができます。 業務の効率化と顧客満足度を向上させることにもつながるため、できるだけ遅配告知を素早く行えるようにしておきたいところですが、不十分な情報を伝えてしまうと逆効果ですので注意してください。

配送が遅れてしまうその背景とは?

そもそも配送が遅れてしまう理由はある一定のパターンがあるといえます。 自然災害による道路の寸断や、イベント開催や交通事故による交通規制や渋滞などが主な要因と考えられますが、他にもお歳暮やお中元、クリスマスや年末年始の荷物量増加が原因の場合もあります。 そこで天気予報などを日ごろから確認するようにし、問題が発生しそうなエリアは前もって把握しておくことが必要です。 荷物量が増える時期などは、自社の公式サイトや連絡メールなどで事前に遅延を告知できるようにしておきましょう。

荷物が指定された日時に届けられなくても責任はない?

実際、荷物が指定した時間や日付に届かなかったとしても誰の責任でもありません。宅配会社は、指定された日時に100%届けるといった確約はしていないからです。届けることができなかったとしても、損害賠償責任を負う約束もしていません。 ただ注意したいのは、運送会社の現場で行う仕分けの作業で、午前に届けなければならない荷物を午後の便のトラックに載せてしまうといったミスです。 注意を怠り配送の遅れが生じれば、損害賠償責任を負うことになっても文句はいえませんので、人的ミスはなくす努力が大切といえます。