運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送可能となる大型荷物の大きさと重さの範囲とは?

2021.07.15
分類:その他
大型の荷物は、運送を依頼しようと宅配便の営業所に持ち込んでも受け付けてもらえないこともあります。 重量や大きさなどで、引き受け可能となる荷物には限界があるからといえますが、具体的にどのくらいまでを目安としているのかご説明します。

大型荷物の重量と大きさの目安

大型荷物にはサイズと重量の目安があります。 特別積合せ貨物運送では、不特定多数の荷主からの貨物を1台のトラックにまとめて積み運送しますが、宅配便だけでなく他の荷物と混載します。 これは、トラックを1台貸し切れば輸送コストが高額になり、全体の効率も悪くなるからです。 そのため荷物の重要や大きさには制限が設けられることとなりますが、具体的に次のような重さや大きさが目安となります。

大型荷物のサイズ目安

大型の荷物のサイズ区分には定義が設けられているわけではないため、運送会社によって対応できる大きさは違います。 ただ、荷物の縦横高さの3辺合計が160cm以上、最大200~260cm以内であることが一般的といえるでしょう。 1辺あたりの長さが450cmを超えないといった制限が設けられていることもあります。 規定を超えるときには、チャーター便や引越し用配送サービスなど、別の運送サービスの利用を提案する運送会社が多いといえるでしょう。

大型荷物の重さの目安

重量も大きさと同じく定義が設けられているわけではないため、対応できる重さは運送会社によって異なります。 ただ、重さが25kg以上の場合、30~50kg以内の範囲でおさまることが目安とされており、70kgを超えれば物流現場で使用するパレットに積まれることになります。 そしてあまりに重量がある場合には、積み降ろしを作業員1人で行うことができないため、対応できないとする運送会社が多くなるといえるでしょう。 一般の運送ではなく別途サービスを利用することを提案されることもあれば、料金が割高になるなど事前に見積もってもらうことが必要です。 また、家電製品や精密機器などが運送の対象の場合、決められたサイズや重量の範囲でおさまるかだけでなく、用意されている専用ボックスや容器、袋などに収納可能であることも必要です。

軽貨物ドライバーなら対応可能?

軽貨物ドライバーの場合、個人事業主が荷物を運ぶため柔軟な対応を可能とするケースが多いといえるでしょう。 一般の運送会社では断られてしまう荷物でも受け付け可能とする場合もあり、時間指定などがなければ料金も安くなるといったサービスを行っていることもあります。