運送業界で効果的なスローガンを作るときのポイント

現場で働く方が安全意識を向上させるために作るスローガンは、建設業界で多く使われていますが運送業界でも浸透しやすいものを作りたいと考えることはあります。
そこで、建設業界で作られることの多いスローガンを参考にしながら、効果が見込めるものの作り方をご紹介します。
スローガンを作る目的
まず建設業界で行う安全大会は、労働災害をなくし現場全体の安全意識を高めることを目的としています。そこで安全大会を開催するときにはスローガンを作成し、事務所や現場など人の目に触れやすい場所に掲示して安全を再度確認します。
運送業でも建設業のスローガンを手本として、短い文章で記憶に残りやすい言葉を並べることにより、安全意識の啓発に役立たせることができるでしょう。
特にドライバーなどは車内にいることが多いため、頭に思い浮かべやすいスローガンを作ることで、安全運転など心がけながら現場で働くことができるようになります。
スローガンを作るときのポイント
実際にスローガンを作るときには、次のようなポイントを押さえた上で考えてみましょう。
俳句の5・7・5を基本に
俳句は5・7・5の言葉からなる音楽といえますが、この組み合わせでスローガンを作成すれば文章にリズム感が生まれ、覚えやすいスローガンを作ることができます。
目標とするキーワードを含ませる
建設業界で作られるスローガンは毎年更新されるため、そのときの目標として掲げられたキーワードを入れることもありますので、運送業界でも参考にしましょう。
前年度に多く発生した労働災害などについて、その原因と改善策などを含めるとドライバーの安全に対する意識も高まります。
過去の事例を参考にする
もし実際にスローガンを作成するとき難しいと感じるのなら、過去の事例を参考にすることもよいでしょう。
脚韻・頭韻を使用してみる
文節の最後や最初に同音に揃える脚韻・頭韻により、リズム感を生んで耳に残りやすいスローガンを作ることができます。
命令形や疑問形を使う
スローガンに命令形や疑問形を使うと、よりインパクトの強さが生まれます。命令形に対して問う口調を使えば、相手に寄り添う優しい印象を与えることとなるでしょう。
スローガンが完成したら必ず確認を
いざスローガンを作るときには難しくとらえがちですが、ネガティブなものよりポジティブなものの方が受け入れやすいです。スローガンができたら何度か読み返し、長すぎるフレーズになっていないか、リズム感など確認しましょう。