運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

物流業界で輸送手段として飛行機が用いられる理由

2020.02.06
分類:その他

人々の生活は、輸送などの物流により支えられています。現在はトラック輸送が主流であるといえますが、航空輸送も物流において重要な役割を担う手段の1つです。

普段、移動手段として利用されることが多い飛行機ですが、そもそもどこに貨物を積むことができるのだろう?と疑問を感じている方もいるかもしれません。

そこで、飛行機を使った輸送方法や、利用するメリットなどをご説明します。

飛行機のどこに貨物を積む?

空輸貨物は取り扱う量そのものは少なくても、重要は着実に伸びている状況です。

そもそも移動手段として利用される飛行機は、目的地まで搭乗する方の手荷物を運んでいますが、他にも色々な貨物を輸送することを目的として使用されています。

一般的な旅客機の場合、飛行機胴体の上部が客室、その下は貨物室となっており、搭乗の際に預けた手に持つはコンテナやパレットにおさめられてここで保管されます。

飛行機に搭乗する方の手荷物だけでなくさまざまな貨物が積まれていますが、道路を使うだけでは運ぶことができない場所、そして船を使うと時間がかかるので早く届けたいものを運ぶことが可能であることが特徴といえるでしょう。

 

どのようなものが空輸で運ばれる?

空輸により運ばれるものは、たとえばごく身近なものなら野菜や果物、精肉、海産物といった生鮮食品など、鮮度が重要なものなどです。

海外産ワインなどの輸入食材も空輸により運ばれますし、日本でも離島に運ぶ場合には海か空を通ることとなりますが、よりスピーディに運ぶには空輸利用が欠かせないといえるでしょう。

 

個人でも飛行機による空輸は可能

また、企業だけでなく個人が空輸を利用することもできます。たとえばJALグループなどは、飛行機を使って国際・国内貨物を運搬するサービスも設けており、物品輸送に利用する企業も少なくありません。

個人で利用する場合には、梱包方法や輸送が許可されるものといった条件を満たしていることを前提に、出発空港に持ち込むこと、そして到着空港での受け取ることは必要ですが早く届けたいときにはとても便利です。

 

迅速にモノを届けたいときに便利

旅行や出張など、人々の足として利用されている旅客機ですが、いろいろな貨物を日本国内、または世界へと輸送する役割を果たしています。

生鮮品だけでなく、温度管理が重要になる化学品や医薬品、半導体製造パーツ、美術工芸品、楽器、犬や猫などの動物など、その種類は多岐に渡り、自動車でも空輸を利用して運ぶことが可能です。