
建設工事における法令違反とは、具体的には建設業法違反・労働安全衛生法違反・環境規制違反などが挙げられます。
違反をすれば、罰則・行政処分・刑事責任などの対象となる恐れもあるため、法令遵守を徹底して、適切な工事を行うことが大切です。
そこで、建設工事における法令違反について、種類や防ぐ対策を簡単に紹介します。
建設工事において法令違反があった場合、以下の罰則や処分の対象になる恐れがあります。
・刑事罰(懲役刑・罰金刑)
・行政処分(指示処分・営業停止処分・許可取消処分)
・指名停止処分(公共工事入札への参加権利はく奪)
建設業者だけでなく、社会全体に影響を与える可能性もあるため注意が必要ですが、以下の違反がないように安全で適切な工事を行いましょう。
・建設業法違反
・労働安全衛生法違反
・環境規制違反
それぞれ説明します。
建設業法違反に該当するのは以下の行為です。
・無許可での建設業営業(建設業許可を取得せずに工事を行う行為)
・虚偽の申請(建設業許可の申請・変更届・経営状況分析申請などに虚偽内容を記載・提出する行為)
・適切ではない下請け契約(違法な条件のもとで下請け業者と契約を締結する行為)
・適正ではない施工(品質や安全性に問題のある工事を行う行為)
・一括下請負(元請がすべての建設工事を下請へ丸投げする行為)
・価格転嫁の違反(下請業者に必要な原価を支払わない行為)
・口約束での契約(契約書を作成せずに口約束で下請契約を結ぶ行為)
・特定建設業許可の許可を取得せず営業(特定建設業許可を必要とする工事を無許可で行う行為)
労働安全衛生法違反に該当するのは、以下の行為です。
・危険な状況を放置する
・従業員へ無理な労働を強いる
・適切な安全対策を講じずに工事を行う
環境規制違反に該当するのは、以下の工事です。
・不適切な廃棄物処理
・騒音・振動の管理不足.
・土壌汚染の放置
建設工事業で違反を防ぐためには、以下の対策を実施しましょう。
・法律の知識を習得する(建設業法など関連法律を遵守する)
・適切な契約を締結する(下請契約は書面で明確化し、違法な条件は設けない)
・安全管理を徹底する(危険な状況を放置せずに安全対策を講じる)
・環境規制を遵守する(廃棄物処理や環境規制を遵守する)
・下請業者に適切な指導を行う(下請業者に法律や安全管理について指導する)