突然の胃の痛み、慢性的な胃の痛み、少し休むとよくなったからと、安易に考えてはいませんか?その影に怖い病気が潜んでいる可能性もあります。
胃の痛みの原因や、考えられる病気、予防するために出来る事などについて、みてみましょう。
ストレスが原因で、胃が痛くなる事があります。ストレスが多くなると、自律神経が乱れ、胃酸の分泌が増えてしまい、胃の粘膜を傷つけてしまいます。その結果胃潰瘍を発症したりし、胃痛が起こるのです。
ストレスによる胃痛が発症した場合、リラックスする事や、適度な休息を取るなどして、ストレスの軽減に努めましょう。
胃が痛い場合に考えられる病気の一つに、急性胃炎があります。急性胃炎は、何らかの原因によって、胃の粘膜に炎症が起こる病気で、突然に胃の痛みが起きた場合、急性胃炎が疑われます。
症状は、胃痛以外に、胸やけや、嘔吐、肥満感、食欲低下などがみられます。
原因としては、刺激物の摂りすぎや、ウイルス感染、食中毒、風邪薬など薬の影響、ストレスなどが考えられます。
痛みが激しい場合や、長く続く場合は、消化器科もしくは、内科、胃腸科を受診しましょう。
胃の壁に腫瘍や、隆起ができる病気です。腹痛や、胃の痛み、不快感が起こります。腫瘍が大きくなるにつれて、吐血、下血などの症状がでる場合があります。
内視鏡や、超音波検査で発見され、腫瘍が大きくなると、摘出手術が必要になります。
日本人男性の死亡率において、第2位、女性は第3位を占める病気と言われています。胃の痛み以外に、胃が膨らんだような感じ、胸やけ、げっぷ、吐き気、貧血、体重減少などがあり、他の病気と症状もよく似ていますので、自己判断は危険です。
原因は、ピロリ菌が関与しているのではないかと言われていて、検査には内視鏡検査と、X線検査が行われます。
胃痛は、日常生活で予防をすることができます。それは、胃に負担をかけすぎないようにする事です。
例えば、1日3回規則正しく食事をする。よく噛むことや、暴飲暴食をせ、腹八分目でやめる、刺激物(コーヒー、唐辛子、塩辛い物)を摂りすぎない、アルコールやたばこは控える、リラックスを心がけ、イライラしないようにする。
などが予防法として挙げられます。
ストレスの多い現代社会ですので、誰もが何かしらのストレスを抱え、胃痛に悩む人も増加しています。しかし、忙しいからといって、食事を抜いたり、適当に済ませるのではなく、きちんと規則正しい食事をすることや、起きてすぐに食べない、就寝前は食べない、など胃への負担を軽減し、日常生活を見直すことから始めてみましょう。