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大腸ポリープとはどんな病気?症状や、原因、治療法を知ろう

2016.06.13
分類:医療保険

大腸ポリープは、大腸の粘膜の一部が、いぼ痔状に隆起したものを言い、腫瘍性ポリープと、非腫瘍性ポリープに分けられます。腫瘍性の大部分は良性ですが、放っておくと段々大きくなり、ガンになるケースがありますので、要注意です。

非腫瘍性、ポリープはいくつかありますが、どれも良性でガンとは、無関係です。
それでは、ガンになる恐れのある、腺腫についてみていきましょう。

【大腸ポリープの症状は?】

腺腫が小さい場合は、無症状の場合が多く、自覚症状がないため、気が付きにくいのです。しかし、ポリープが大きくなると、血便がでたりします。ポリープの大きさや、腺腫のある部位によって、便に鮮血が付着する場合と、肉眼ではわからない程度のわずかな血便で、便潜血検査で初めてわかるものもあります。
初めは、便が細くなったり、下痢をしたりする為、痔と勘違いする人が多いのも特徴です。

【大腸ポリープの原因は】


大腸ポリープができる原因は、他のガンと同様に、生活習慣が大きく関係しています。
その中でも食生活が最も重要で、高脂肪、低繊維食が発症のリスクを高めると言われています。それは、高脂肪の食事で、腸内に発がん性物質がたまりやすくなり、繊維の少ない食事が排便を遅らせ、結果、発がん性物質を含んだ便が長時間腸内にたまり、大腸腺腫や、ガンが発症しやすくなると考えられています。

【大腸ポリープの検査と、治療法とは】


血便が現れた場合や、健康診断で潜血がみられた人は、病院でまず便潜血検査を行います。
それから大腸の内視鏡検査か、X線検査を行います。最近は技術の進歩により、ポリープを発見次第、組織検査が可能な大腸内視鏡検査が優先されます。

治療法は、腫瘍性ポリープの場合、内視鏡を使用して切除します。現在では、ポリープ全体を組織学的に検査することが可能になり、診断と治療を兼ねる事ができるようになりました。
発見されやすいポリープとは、形が違う平らなポリープもあります。このような腫瘍は、EMRによって分割切除されます。このタイプのポリープは見つかりにくく、腺腫よりも悪性度が高い為、見落とさないようにする事が大切です。

【まとめ】


もし、自宅で血便がでたり、健康診断の便潜血検査で陽性と診断されたら、なるべく早く専門医を受診して、内視鏡検査をしてもらいましょう。
また、生活習慣の改善や、食生活にも注意して、高脂肪食品を避け、根野菜やイモ類など食物繊維の多い食べ物を摂取する事を心がけましょう。

軽い運動は、便意をもよおすのを助けますので、休日や、時間のある時にはウオーキングをするなどし、大腸がんの予防に努めるようにしましょう。