骨折をしたら長引く通院と日常生活に支障が出る事を考え憂鬱な気分になってしまいます。特に運動会やイベント前だったり、スポーツの試合がひかえている場合などは余計に早く治って欲しいと願う事でしょう。骨折を早く治すための方法やお勧めの食べ物をみていきましょう。
骨折の治りが遅くなるのはカルシウムが不足した場合と言われています。しかしカルシウムだけをたくさん摂っておけばよいと言うのも誤解があります。あくまで骨によい食べ物という程度に考えるのが適切でしょう。骨折をした時に摂りたい栄養素は他にもあります。骨たんぱく質であるI型コラーゲンの合成を助ける栄養素とカルシウムの吸収をよくする栄養素です。主な食べ物を挙げてみましょう。コラーゲンの合成成分は、鶏胸軟骨、鶏手羽元、牛すじ、皮付きの魚、カルシウムの吸収をよくするものはカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウムなどです。食べ物で言うとキウイ、イチゴ、牛乳、チーズ、いわし、きのこ類、納豆、ゴマ、干しエビ、わかめ、ひじきなどが挙げられます。
日常生活では腫れや痛みがなくなったらリハビリを行い入浴や部分浴で血行をよくするといいでしょう。また骨折をしているからと言って全く活動をしないのも治りが遅くなる原因になります。日中は可能な範囲で活動をして全身の血流をよくしましょう。血行が良くなると骨折の治りも早くなります。また喫煙は骨折の治りを阻害しますので、骨折の治療中は禁煙をしましょう。また超音波を毎日短時間患部にあてる事で骨折の治りが早くなるという治療法も有名です。
骨内のコラーゲンが減少すると、骨たんぱく質と言われる繊維状のたんぱく質がスカスカになってしまい骨密度が低下します。このような状態になるとちょっとの段差で転んでもすぐに骨折をしてしまったり、骨折して治るまでに時間がかかったりします。このコラーゲンの生成量は年齢とともに減少していくことがわかっており高齢になるほど骨折するリスクが高くなるのは骨たんぱく質の減少が原因と言われています。さらにコラーゲン事態も老化する為十分な役割を果たす事ができなくなるのです。ですから高齢になるほどコラーゲンの摂取は重要なのです。ぜひ食事やサプリメントでコラーゲンの補給をするように心がけましょう。
骨折を少しでも早く治したいと願うのは皆さん同じだと思います。ぜひ食事やサプリメントでコラーゲンを積極的に摂取する事と、日々運動をしたり、栄養バランスのとれた食事をして骨折しにくい丈夫な体を作る事を心がけましょう。