経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

大腸の病気の原因となる危険因子とは?病気の予防や改善法

2016.08.22
分類:医療保険

大腸の病気には様々なものがあります。例えば大腸がん、大腸ポリープ、過敏性腸症候群などがあります。大腸の病気の危険因子や予防法、改善法などをみてみましょう。

【大腸がん】

大腸がんは近年急速に増えているがんの一つで日本では毎年6万人もの人が大腸がんを発症していると言われています。主な原因はたんぱく質や脂質の摂りすぎと食物繊維の減少などから悪玉菌が増えたことによるものと言われています。大腸がんは自覚症状に乏しいので異変に気付きにくいのですが下痢や便秘、血便などの症状があれば検査を受ける事をお勧めします。

【大腸ポリープ】

大腸ポリープは、腫瘍の大半は良性ですが、中にはがん化する恐れのあるものもあります。腺腫は1センチ以下の大きさのものが大半ですが1センチ以上の大きさになるとがんになる可能性が急激に高くなります。

【過敏性腸症候群】

これは特に働き盛りの40代以降の人に多くストレスの多い職場にいる人やストレス過多の環境にいる人がなりやすい病気です。仕事のプレシャーや人間関係の悩みなどが原因で発症します。精神的ストレスから腸が過敏になり便秘や下痢、腹痛などを慢性的に発症することから起こります。

【大腸の病気の危険因子】

大腸の病気はストレスや食生活が関わっている事が多いのです。過敏性症候群はその代表でストレスが最も大きな原因と言われています。大腸ポリープの中でがん化するものは中性脂肪の高い人や喫煙も危険因子になると言われていますので気を付けなくてはいけません。更に内臓脂肪型肥満や、脂質異常症、高血圧、糖尿病なども腺腫の危険因子になると言われます。

【大腸の病気の予防】

大腸の予防改善にはストレスをうまく軽減する事や、食事内容を魚や野菜中心の和食にするように心がける事です。特に脂質の摂りすぎには気を付けて飲酒は控え、禁煙にも努めましょう。また日ごろから運動不足の人は肥満になりやすい為無理のない程度に運動をするとよいでしょう。これらに加えて納豆やヨーグルトなどの発酵食品も積極的に摂りましょう。これらを摂る事で腸内の善玉菌を増やす事ができ便秘の解消にも繋がります。

【まとめ】

大腸を健康にする為にはまず食事から改善していかなくてはいけません。腸を老化させ免疫力を低下させるのは肉類中心の食事と野菜や食物繊維不足から起こります。今までの食事を見直しストレスを溜めない事、毎日ウオーキングなどの軽い運動をする事で腸が元気になります。これらをぜひ毎日の生活に取り入れて習慣化していきましょう。