経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

こんな生活をしていたら胃潰瘍になる?胃潰瘍の原因と症状

2016.08.26
分類:医療保険

胃は私達が食べたものを一時的に蓄え栄養として吸収しやすい状態にしながら消化を助けています。そのほかにも胃酸の力で食物に付着した細菌の殺菌も行っています。このように多くの働きをしている胃ですがバランスを崩すと胃潰瘍や胃炎、胃腸炎などの病気になる事もあります。どのような生活を行っているとこのような病気になるのでしょうか?胃潰瘍にポイントを当てて見ていきましょう。

【原因】

胃潰瘍の原因として多いのがストレスです。常にストレスの多い環境にいたり、苛々していると疲労も溜まりやすくなり睡眠不足にもなります。また不安や緊張などの精神的、肉体的ストレスも原因になります。日々のストレスは溜めないように心がけましょう。次に挙げられるのがピロリ菌です。ピロリ菌感染から胃潰瘍を発症する人はとても多い事がわかっています。ピロリ菌は口から入って感染し慢性胃炎になりその後慢性胃潰瘍になるのです。食事面でも胃潰瘍を発症する原因は多くあります。刺激物や熱すぎるもの、冷たすぎるものなどを多く食べる事で胃粘膜が荒れ、胃潰瘍になるのです。喫煙や、飲酒、コーヒーなども原因になりますので控えるようにしましょう。胃への負担を考えると暴飲暴食や夜寝る前に食事をするなどの不規則な食生活もよくありません。食事は規則正しくまたゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

【症状】

胃潰瘍を発症する人には多くみられる自覚症状は腹痛で、その多くはみぞおちあたりに痛みを感じます。症状が出るのは食後が多いのですが、中には自覚症状が全くなく潰瘍が悪化し胃に孔が空きそこで初めて激痛が起こり胃潰瘍に気が付くという人もいますので痛みがないからと言って安心はできません。この他に持吐き気や嘔吐、吐血、体重減少、食欲不振、下血などの症状があります。また潰瘍からの出血があるため貧血になる人もいます。このような症状が現れたら胃潰瘍を疑いすぐに胃腸科を受診し詳しい検査を受けるようにしましょう。

【健康な胃】

健康な胃は「胃酸分泌」「粘液分泌」「蠕動(ぜんどう)運動」の3つがバランスよくできている状態を言います。暴飲暴食を避け、胃に負担のかかるような食事や生活は改め適度な運動をする事で蠕動運動を助ける事が健康な胃を保つ上で重要な事になります。

【まとめ】

胃潰瘍が見つかり内服薬や内視鏡での止血が困難な場合や重篤な合併症が起きた場合は開腹手術になるケースもあります。開腹手術は患者本人の負担も大きいですが家族や周りの人にも大きな負担がかかります。そのような事にならない為にも日常生活でできる事を行い胃潰瘍の予防に努めましょう。