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生命保険を解約する時に知っておくべき事!返戻金と解約の方法

2017.01.14
分類:医療保険

生命保険は保障の内容から見ても保険料が高くなり毎月の家計の負担は大きくなります。転職や結婚、子供の就職、独立などを機に生命保険を見直したい、保障を手厚い物にしたい、積立型から掛け捨て型にしたいなどと言う見直しもその都度行う事になります。
生命保険の解約をする時に知っておくべき事をまとめましたので見てみましょう。

 

【解約返戻金】


生命保険を解約する場合は保険の種類によっては解約返戻金があるものがあります。
返戻率は年数が経過するほど高くなり保険によっては払い込んだ額よりも上回るものもあります。しかし途中解約をした場合は払い込んだ保険料のすべてが返ってくる事はほとんどありません。
解約返戻金がある保険は下記の2種類があります。

(積立型の保険)
積立型の保険のほとんどに解約返戻金があります。返戻率は保険商品や保険会社によって違い従来型と低解約返戻金型に分類されます。

(掛け捨て型ではない保険)
掛け捨て型の保険は保険料を安く抑える為に解約返戻金を設けていないものがほとんどですが、これ以外の保険には解約返戻金があります。
定期保険など保険期間が初めから決まっている商品は解約返戻金がない保険の代表と言えます。

 

【生命保険を解約した方が良い場合】


保険を解約した方がよいケースについても知っておきましょう。
生命保険料の負担が家計に重くのしかかっている場合は保険の解約または保険の見直しをして保険料の減額を考える必要があります。
また現在大きな負担にはなっていない家庭でも世帯主の病気、介護、リストラ、などの事態が発生し保険料の支払いが困難になった場合はすぐに見直しを検討しましょう。
積立型の保険に加入している人の多くは貯蓄の目的で加入しているケースもあります。
しかしライフステージの変化に伴い貯蓄よりも保障を重視したい場合は積立型よりも掛け捨て型に変更した方が良いでしょう。
保険料も掛け捨て型の方が積立型よりも安くなり経済的な余裕もできます。
このように生命保険はその目的や保険料という側面から見て自分たちに必要な物を吟味していく事が大切になります。

 

【保険の解約をしない方が良い場合】


逆に利率の良い時代に契約していた生命保険では予定利率や返戻金の条件がとても良い物があり満期時には支払った以上の保険金がおりるものもあります。
このようなお宝保険と呼ばれるものについては途中解約をせずにそのまま契約をしていた方が満期時にはお得になりますので解約をせずにおいておきましょう。

 

【まとめ】


生命保険には様々な種類のものがあり、解約をした方が良い場合と解約をしない方が得になる場合があります。特に途中解約をすると返戻率は下がり結果的に損をする事になりますので解約を検討する場合はよく考えて慎重に行う事が大切です。