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腰椎圧迫骨折の原因とは?ならない為の予防法も知っておこう

2017.01.30
分類:医療保険

腰椎圧迫骨折とは外傷や椎骨の衰弱から起こる骨折の事を言います。圧迫骨折は加齢による骨粗しょう症などで骨密度が減少し骨同士がぶつかる事が原因といわれています。
圧迫骨折の原因とその予防法を詳しくみてみましょう。

 

【圧迫骨折の種類と症状】


圧迫骨折の種類は大きくわけて2種類あります。腰椎の部分が損傷する「腰椎圧迫骨折」と胸椎の部分が骨折する「胸椎圧迫骨折」があります。
また症状は激しい腰の痛みを伴い症状が収まるまでは歩行や寝返りを打つことも困難なほどの激痛が走ります。
更に症状が悪化すると下肢の痛みや腫れ、または麻痺などヘルニアに似た症状が出る事もあります。

 

【腰椎圧迫骨折の原因と治療法】


腰椎圧迫骨折を引き起こす主な原因は先にも述べましたが骨の密度が低下してしまう事で起こります。
治療法は他の骨折同様患部を固定して安静に保つ「温存治療」が基本となり硬めのコルセットを使い固定し、身体を極力使わないようにする事が大切です。
ほとんどの場合3~4週間程度すれば骨が形成され痛みも和らいできます。
また普段から背筋を付ける為のトレーニングや骨密度を減少させない為にカルシウムを取り、バランスの取れた食生活を送るように心がけましょう。
そして転倒防止の為のバランスを養うトレーニングも併せて行っていくと圧迫骨折の予防に繋がります。

 

【胸椎圧迫骨折の原因と治療法】


胸椎圧迫骨折の原因は腰椎の場合とは違い、交通事故やスポーツによる思わぬアクシデントによって外傷を受けた時に起こる事で骨折します。
また咳やくしゃみといった軽い衝撃によって起こる場合もあります。その症状は動けないほどの激しい痛みや、骨折した破片が脊柱管の内部に入り神経を圧迫して生じるしびれや麻痺があります。
治療は保存治療が主になり、2週間程度ベッドで安静にした後コルセットを装着し痛みがひくのを待ちます。
傷みが引いた後には予防とリハビリを兼ねて軽い筋トレやストレッチを行うとよいでしょう。

 

【まとめ】


圧迫骨折の種類とその原因や予防法などについてはおおまかに理解できたでしょうか?
まずは骨折をしないような強い骨を作る為に生活習慣や食生活を改善する事が大切でしょう。
通常の骨折と違い圧迫骨折の場合は骨が治っても脊椎が変形して痛みを伴う後遺症が出る事もあります。圧迫骨折から起こる病状の悪化や後遺症にも十分注意しておくようにしましょう。