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骨折した時に行う最善の対処法と骨折時にやってはいけない事

2017.01.18
分類:医療保険

骨折は私達の日常生活の些細な出来事が原因で起こるものがほとんどでとても身近な病気であると言えるでしょう。その為にも骨折をした時の最善の対処法を知っておくと安心です。
また骨折後にやってはいけない事についてもぜひ覚えておきましょう。

 

【骨折時の正しい対処法】


骨折をした時の正しい対処法は「RICE処置」と言われています。
(R=Rest安静)
骨折した時にもし変な方向に曲がっていたとしても変形を無理に治そうとせず患部は動かさないようにしておくことが大切です。
(I=Ice冷却)
骨折後に患部が腫れたり、熱を持つ事はよくあります。このような場合は患部を数十分水で冷やしたり、氷やアイスノンなどで冷やすようにしましょう。
(C=Compression圧迫)
骨折後に痛みが出る場合は少なくありませんがこのような場合はなるべく痛みが少ない場所で固定をして三角巾などで首からつるします。
手首、腕、足首、足などの場合は段ボールや雑誌を添え木に巻いて固定すると良いでしょう。
指などの小さな場所の骨折には割りばしや厚紙などを使い固定します。
(E=Elevation挙げる)
患部を心臓よりも上に拳上する事で痛みや腫れ、充血を防ぐ事ができます。
これらが骨折した時の正しい対処法です。

 

【やってはいけない対処法】


それでは反対に骨折後にすることで骨折の治りが遅くなったり予後が悪くなる事などやってはいけない対処法についても見てみましょう。
骨折をした時に変形が見られる場合、自分で無理に骨をもとに戻したり風呂に入って温めたりしては骨折には逆効果で悪化させる場合もあります。
また飲酒や喫煙も骨折を治りにくくしますので避けましょう。もちろん骨折を早く治したい気持ちから医師のアドバイスを無視して無理にリハビリをする事は絶対にやってはいけません。
リハビリを行う時は専門医の判断で正しく行う事が大切なのです。

 

【応急処置の目的】


骨折時に自分で行う応急処置の目的は怪我や急病の時など今以上に症状を悪化させない為に苦痛を軽減する事が最大の目的と言えるでしょう。
ただしこれはあくまでも応急処置ですので、これで安心してそのままにしておくと後に骨の変形や後遺症などが起こる場合がありますので早めに医療機関を受診して正しい処置を行うようにしましょう。

 

【まとめ】


骨折は些細な事で起こるものですが、特に子供や高齢者などは注意しなくてはいけません。
高齢者は骨折を機会に寝たきりになったり、それが原因で最悪の場合亡くなるケースもあるからです。
骨折の正しい対処法を知り応急処置を行ってから早急に医療機関を受診しましょう。