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気になる医療保険の満期金!掛け捨て型と貯蓄型どっちがオススメ?

2017.09.05
分類:医療保険

日本の医療保険加入者数は、全体の8割以上となっており多くの人が加入している保険です。医療保険には大きくわけて、掛捨て型と、貯蓄型の2つのタイプがあります。貯蓄型は、満期時に保険金を受け取ることができるため、掛捨て型よりもお得な気がします。
どちらがオススメなのか、それぞれ比較しながら、気になる満期金についても詳しくみてみましょう。

 

【貯蓄型医療保険】


では、満期時に満期金が受け取れるタイプの貯蓄型医療保険についてみてみましょう。
貯蓄型医療保険は、病気や怪我に対する保障を備えながら、一定期間まで保険を継続すると今まで支払った保険料が戻ってくる貯蓄性も併せもっています。その為、掛け捨て型の医療保険よりも保険料は高くなるというデメリットがあります。
更に、満期まで健康で保険を使わなかった場合は、今まで支払った保険料が全て満期金として返ってきますが、途中病気や、怪我で保険を使った場合満期金が減るというリスクがあります。
更に、保険料が高く継続して払い続けるのが困難だったり、保険の必要が無くなり、途中解約をした場合解約返戻金は元本割れをするリスクがあります。

 

【掛け捨て型の医療保険】


掛け捨て型の医療保険は、保険の種類も多く選択肢も多く、自身に必要な保険に加入することができ、保険料も貯蓄型に比べ割安になっています。
ただし、一定期間が経過しても満期金を受け取ることはできないため、支払った保険料はすべて掛け捨てになります。また、更新ごとに保険料が上がるというデメリットもあります。
それぞれに、メリット、デメリットがありますがこれらを比較してどちらが医療保険としてはお勧めなのでしょうか?

 

【医療保険の意味を考える】


まず、医療保険に加入する意味を掘り下げて考えてみましょう。私達は、病気や怪我をした場合に手術をしたり、入院をするような場合は貯蓄を切り崩したり、毎月の給料から医療費を支払うことになるでしょう。
医療費が高額になれば家計の負担は増し、世帯主が病に倒れた場合生活も困窮するリスクがあります。
このように、病気や怪我をした場合の備えとして医療保険に加入するのです。医療保険に加入する意味から考えると、保険は医療に対する備えがあれば充分なのです。保険の「シンプルでかつわかりやすいもの」という基本的な考えから見ても医療保険に満期金や、貯蓄性は必要ないように思います。
医療保険に加入する場合は、医療保障のみについて考え貯蓄は他の商品で行うようにしましょう。