病気や怪我をした場合の保障として医療保険に加入している人も多いのではないでしょうか?しかし近年医療技術の進歩などから入院日数は減少傾向にあります。
このような背景を受け医療保険の入院日数も見直しが必要になります。入院何日型の保険が適しているのか見てみましょう。
まず、医療保険の入院日数には様々な種類があります。1回の入院につき40日.60日.120日.360日.730日と入院給付金を受け取る事ができるものがあります。
一昔前までは入院180日型が主流でしたが、近年最も加入者が多いのが入院60日型のものです。
ただし、入院60日型の保険に加入していた人が80日間入院した場合60日分の入院保障は受け取る事ができますが、残りの20日分については実費となるため注意が必要です。
だったら入院限度日数を長くすればいい、と考える人もいますが1回の支払い限度日数を長くするほど月々の保険料も高くなりますので、無駄に長くせず自身に必要なものに加入する事が大切です。
では実際にどれくらいの入院日数が多いのか平均入院日数を見てみましょう。厚生労働省の調べによると、主な病気の平均入院日数は32.8日となっており疾患別にみても、50日を超えるケースはほとんどありません。
さらに詳しく見ると2週間以内に退院している割合は全体の66%で、次いで15日~30日以内に退院している割合が16.4%となっている事から、30日以内に退院するケースは全体の82.4%となります。
このデータから見てもわかる様に多くの人は入院30日以内で退院している事がわかります。
上記のデータから考え医療保険の1入院の限度日数は60日あればほぼカバーできると思われます。
また今後も医療技術の進歩などから患者の入院日数は徐々に短くなっていく事が予想されますし、支払い限度日数を増やすとその分月々の保険料も高くなってしまいます。これらを考えると、医療保険の入院限度日数は60日あれば十分で、万が一これ以上かかった場合は貯蓄などから捻出できる様に備えをしておきましょう。
医療保険の入院限度日数は様々な種類がありますが、今は医療技術の進歩により入院日数は短縮されています。
60日あれば十分ですが、治療が長引くケースも稀にあります。保険で対応できない部分が心配な場合は貯蓄などで備えをしておくと安心でしょう。