今、医療保険に加入しようか迷っている人や、医療保険に加入してはいるが加入する明確な目的を見いだせないでいる人も多いのではないでしょうか?日本は超高齢化社会に突入しており、医療保険の必要性は今後更に高くなっていく事と予想されます。
これらを踏まえ医療保険に加入する目的を考えていきましょう。
日本は、超高齢化社会に突入しており国の医療費は年々増加傾向にあります。さらに医療技術の進歩、新薬の開発などにより私達が支払う医療費も多くなっているのです。例えば、がんを患い治療を受ける場合以前は抗がん剤治療、放射線治療などが主流でしたが今は患者や家族が望めば先進医療を選択することも可能です。ただし先進医療は、公的医療保険の対象外になるため高額な治療費を全て実費で支払うか、自身で「先進医療保険」に加入する必要があります。
また、高齢になるほど病気のリスクは高くなるため、年金生活だけになった場合、医療費が支払えないというリスクもあるでしょう。
このように、私達がもし病気になった場合の医療費負担の増加や、高齢になり収入が減った場合の医療費負担、一家の大黒柱が病気になり収入が激減した場合などに備え民間の医療保険に加入するのです。
つまり医療保険は、怪我や病気になった場合のお金に関する「経済的負担」と家族の不安や、家族の生活を支えるための「精神的負担」の両方を兼ね備えているのです。
このように考えると、医療保険の加入目的は人それぞれ違うことがわかります。例えば貯蓄がたくさんあったり、子供がおらず夫婦で共働きをしている家庭では夫が病に倒れても経済的な負担はそこまでありません。
しかし、貯蓄も少なく、奥様が専業主婦の家庭や子供が複数いる家庭ではご主人が倒れて働けない場合、子供の教育費が支払えなくなったり、日々の生活にも困ることになります。
また、実の親がガンを患ったなどガン家系である場合も病気のリスクは高くなり医療保険の必要性は高くなります。
医療保険に加入する目的は、現在の貯蓄、家族構成、ガンなどの家系であるか、病気になった場合どのような治療を受けたいか等によって変わってきます。
しかし、いずれにしても私達が忘れてはいけない事は今後も高齢化は加速していき国の医療費は増加していく事です。そうなれば、国民一人一人の自己負担割合が増えたり、医療費が高くなる事などが予想されます。私達は公的医療保険だけに頼らずに、民間の保険を活用したり、万が一に備え自身でも貯蓄をするなどの対策が必要になるでしょう。