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日本が抱える医療保険の深刻な問題点!今後の対策とは?

2018.02.06
分類:医療保険

日本は少子高齢化社会に突入し、国民の医療費は年々増加傾向にあります。国の医療費が高額になっている原因や、今後国や国民ができる対策などについて詳しくみていきましょう。

 

【医療保険の深刻な問題】


国が負担している医療費は年々増加傾向になっています。これは、現役世代が少なく、高齢者が増え、医療費ばかりが膨大に膨らんでいる事がひとつの原因と言われています。高齢になると、当然慢性的な持病を抱える人が増えますし、病気を発症したら完治しない割合も高くなってしまいます。こうなると、国民一人あたりに対する医療費は高額になります。
また、日本の医療技術の進歩も大きな原因と言われています。以前は、同じ病気でも手術や検査にかかる医療費がさほど掛からなかったものでも、医療技術が進歩することで一つの検査にかかる費用は高額になってしまいます。
これらの原因によって、国の医療費は増加しているのです。

 

【国民健康保険は高齢者の割合が高い】


サラリーマンや、公務員として働いていた人が現役を引退し、任意継続の期間をすぎれば、国民健康保険に加入することになります。
ですから、高齢者の多くは国民健康保険に加入していることになります。このような現状から、国民健康保険は支出が増え、財源は赤字傾向に陥っています。
また、自営業者や無職の人も国民健康保険に加入することになっていますので財源の確保はサラリーマンなどが加入する健康保険よりも難しく、厳しいのが実情でしょう。
このような背景を受け、国も今後は公的医療保険の自己負担額を増やす、入院治療をできるだけ減らし、在宅治療に変えるなどの対策がとられることになると予想されます。

 

【国の医療費を削減させるための対策とは】


このように我が国の医療費は増加傾向にあり、深刻な問題に直面しています。これらは決して他人事ではなく国民ひとり、ひとりが真剣に考えておくべきことです。
例えば、成人病の改善のために、生活習慣の改善や、食生活の改善などを心がけたり、ストレスの軽減のために運動を定期的に行う、趣味の時間を確保するなども有効でしょう。

 

【まとめ】


医療費増加という問題は、国だけの問題ではなく私達一人ひとりが真剣に考えなくてはならない問題でもあります。
国の医療費は自分には関係ないと思うのではなく、自身の問題として考え、日々の生活の中でできる事からはじめていくことが大切です。