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骨折して手術を受けた後も痛みは続く?自分でできるケア

2018.02.17
分類:医療保険

骨折は、誰にも起こるもので特に交通事故などで複数個所を骨折した場合や損傷がひどい場合には手術を伴うケースもあります。
骨折で手術をした場合その後も痛みが継続する場合もありますので、痛みがある場合の対処法やセルフケアなどをあわせてみてみましょう。

 

【骨折手術後の痛み】


術後どのような痛みがあるのでしょうか?
鎖骨を骨折して手術をしたAさんのケースでみてみましょう。
鎖骨の手術が終わり、麻酔が切れ痛みを感じるようになったのは術後30分経過したころからでした。
手術が終わり、病室に運ばれる頃には足に強烈な痛みが走り、体もがくがくと震えていました。
その日は眠れないくらいの痛みに襲われ、それは約12時間も続きました。
Aさんは術後すぐに看護婦に痛みを伝え、座薬などの痛み止めをもらっておけば良かったのですが、痛みを我慢し続けたためこんなにも長時間痛みに耐え続けることになったのです。

 

【早期にリハビリを開始】


術後の痛みは手術内容によっても変わりますが、近年は痛みに対して薬などを投薬する方法が多いため、以前よりは痛みは緩和され術後の入院生活も先のAさんのように苦しいものではなくなりました。
このように、痛みをある程度コントロールすることができるようになり、従来よりも早くリハビリを開始することができる点は患者にとって大変喜ばしいことです。
早期にリハビリを開始するためベッドにいる時間が短くなり、リハビリでは全身の筋肉を使うため、血流がよくなり、さまざまな臓器も刺激されるので早期の回復が見込めます。
また早期にリハビリができることで、患者自身も入院生活にはりが出るほか、痴ほう症や、筋力の低下、免疫力の低下などによる合併症を防ぐこともできます。

 

【骨折した場合自分でできるセルフケア】


骨折をして、仕事や学校を長期間休まなくてはならない場合、早く骨折を治し、1日でも早く元の生活に戻りたいと思うことでしょう。
骨折をしてしまったら、医師や看護婦だけに頼らず骨の形成のために自身でもできることは積極的に行いましょう。
例えば、骨の形成を助けてくれるカルシウムや、ビタミンD、ビタミンKなどを食生活に摂り入れていくと骨折の早期回復を手助けしてくれます。
一方でアルコールやたばこなどは薬の効果を阻害したり、骨の形成に悪影響を与えるため控えるようにしましょう。

 

【まとめ】


骨折の術後には壮絶な痛みが起こる場合もあります。
このような場合は、我慢せずに医師や看護婦に伝え座薬や痛み止めをもらいましょう。
また、入院中は自身でできるセルフケアを行い骨折の早期回復に努めましょう。