経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

骨折した場合にかかる入院費用と入院日数の平均は?

2018.02.20
分類:医療保険

骨折はふとしたきっかけで何の予告もなく、起こってしまうものです。
突然骨折してしまい入院するケースも少なくありませんので、平均でどれくらいの入院費用が掛かるのか、また入院日数についてもあらかじめ理解しておくと安心です。

 

【骨折した場合の入院期間】


骨折をしても、軽度の場合は通院治療で済みますが骨折した部位や損傷によって入院になるケースもあります。
例えば、転んで小指を骨折した場合は通院で完治しますが、交通事故などで全身を数か所骨折した場合は、数か月間入院することも珍しくありません。
また、腕や鎖骨などの骨折に比べ足や頭蓋骨の骨折は完治するまでに数か月かかり入院期間も長引いてしまいます。
そして、通常の骨折ではなく複雑骨折や粉砕骨折の場合はさらに完治するまでの期間が長くなり年単位になることも珍しくなく、注意が必要です。

 

【骨折で入院した場合の平均的な費用】


骨折で入院した場合の費用は、上記のように骨折部位や損傷によって入院期間が異なるため一概には言えませんが、平均的な費用をみてみましょう。
健康保険加入者の場合、もし腕を1本骨折した場合の治療費は約15,000円~5万円程度の金額がかかると言われています。
骨折をして手術を伴うケースではさらにこの数倍の金額が掛かります。またこれらに加え入院費用も必要になります。
入院費用の平均は1日約16,000円程度と言われています。
このほかにも食事代、差額のベッド代、雑費なども掛かりこれらは健康保険の適用外ですべて実費となりますので注意しましょう。

 

【高額療養費制度を利用】


骨折して長期間入院することになった場合の治療費や入院費用は、思った以上にかかると感じた人も多いことでしょう。
しかし、健康保険等に加入している場合ひと月の医療費が高額になると家計の負担を少しでも軽減するために「高額療養費制度」というものがあります。
これは、ひと月の医療費が自己負担額を超えた場合その部分について健康保険から払い戻しがされる制度です。
この制度を利用すると一般的な収入の方で、ひと月の医療費負担は約88,000円で済みますので家計にとっても大変助かります。

 

【まとめ】


骨折をした場合、その部位や損傷の程度によって入院期間や入院費用は変わってきます。
まずは、骨折しない丈夫な体作りを心がけ、万が一骨折した場合には高額療養費制度などを活用して家計の負担を軽減しましょう。