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高齢者の骨折の原因第1位!骨折は怖い病気と繋がっていた

2018.03.23
分類:医療保険

高齢者は、視力の低下、筋力の低下、思考力の低下、歩行障害など様々な原因から年をとるほど体のバランスを保てなくなってしまいます。
これらの原因が重なり、思わぬ場所で転倒をする危険があります。
さらに高齢者が転倒をすると、少しの段差でも骨折につながったり、思わぬ事故や病気を発症するリスクもあるため十分な注意が必要です。
高齢者の骨折の原因について詳しくみてみましょう。

 

【高齢者の骨折の原因第一位とは】


若い人の骨折の原因は、スポーツ時や交通事故などが大半を占めますが、高齢者の骨折の主な原因となるのは転倒です。
若い人が転倒をしても捻挫などの軽い怪我で済む場合が多くあまり心配はいりませんが、高齢者の場合転倒は大きな事故につながる危険があるのです。
平成27年度の高齢社会白書によると、高齢者が要介護になる原因として4番目に高かったのが転倒・骨折で全体の約12%を占めています。
更に高齢者が転倒をして、安静を余儀なくされた場合、筋力はみるみる落ちていき身体機能も衰弱してしまい、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
転倒により大腿骨を骨折した場合は、歩けるようになるまで長い時間を費やすためそのまま寝たきりになる人も少なくありません。
このように、高齢者の骨折は若者のそれとは違い病気の進行を防ぐために十分な注意と対策が必要になるのです。

 

【骨折で認知症や寝たきりを発症!予防策は?】


高齢者が転倒をすると認知症を発症したり、寝たきりになるリスクがあります。
これらを予防するためには、まず高齢者に転倒をさせないことが大切になります。
高齢者の転倒事故の多くは自宅で発生しています。
若い人には気にならないわずかな段差や、スリッパ、下に敷いた布団、カーペットの折れ、電気のコードなどは転倒の原因になりますので排除しましょう。
また足を踏み外しやすい階段や玄関・ポーチ、お風呂場などには手すりを付けたり、滑り止めマットを敷くなどの転倒予防対策が必要でしょう。
転倒を防ぐ為に、ベッドや椅子の高さを調節したり、廊下や階段、浴室などに手すりを付けたり、日常生活が自分の身体状況にあっているかどうか確認することも必要です。

 

【まとめ】


高齢者の骨折の原因として転倒が多いことが分かりました。
高齢者が転倒するのを防ぐためには、自宅の改修や、転倒防止の対策に加え自身も軽い運動などを行い、筋力を鍛えること、カルシウムの多い食品を積極的に摂る事などがあります。