医療保険の請求について
【はじめに】
日常生活を送る中で事故や病気により入院、手術が必要になることがあるかもしれません。そんな時に備えて医療保険に加入されいる方も多いかと思われます。ただ、実際に事故などにあってしまうと気が動転してしまったり、治療に専念することに頭がいっぱいになって保険の請求を忘れてしまうかもしれません。そこで今回は医療保険の請求手続きの手順や請求期限についてお話していきたいと思います。
【請求するタイミング】
入院や手術をすることが決まった場合、どのタイミングで保険の請求をしたらいいのでしょうか。入院などをすることが分かった時点で一度契約中の保険会社に連絡します。それから必要書類が届いた後、入院日数や手術内容などを記入して提出なので入院・手術後の請求という形になります。
【請求の手順】
それでは、請求の手順をみていきましょう。
1.契約中の保険会社に連絡
これは先ほど述べたように、入院、手術が決まった時点で保険会社に連絡を入れることです。連絡の際に手元に保険証券を置いておくと話がスムーズです。また、病院名や入院日数、手術名なども聞かれることもあるので分かる範囲内で控えてください。
2.必要書類の記入
保険請求に必要な書類は保険会社によって多少異なります。入院・手術などで主に必要になるのが、保険証券、給付金請求書、診断書などです。
診断書は医師に書いてもらうので、実費負担で約4,000円から5,000円程度かかります。
給付金請求書には給付するための金融機関の口座情報などを契約者本人が記入します。ただし、請求金額が少額の場合、病院の領収書でも大丈夫な保険会社もあるので問い合わせて確認してください。
3.書類の送付
必要書類に間違いや記入漏れがないか確認した後、保険会社に郵送または直接届けたください。
4.書類をもとに保険会社による審査
保険会社は届いた書類の内容に間違いがないかなどの確認をします。何も問題がなければ給付手続きに入ります。
5.保険金の給付
審査で問題がなければ指定した口座に保険金が入金されます。保険会社が書類を受け取ってから約1週間から10日程度で入金されます。
以上が保険金請求の大まかな流れになります。
【請求の期限】
ここでは請求をし忘れた場合、後で請求できるのかについてお伝えしたいと思います。入院や手術後すぐに保険金の請求をしなかったとしても後日請求はできます。保険の対象となる入院や手術から3年以内であれば遡って保険金の請求ができます。この期限は保険法によって決まっていますが、適用するかどうかは保険会社によるところになります。なので、期限が過ぎてしまっていても請求できる可能性があるので、保険会社に確認することをお勧めします。
【まとめ】
医療保険を請求する際には、まず入院や手術が分かった時点で保険会社に連絡し、必要書類が届いたら退院または術後に書類を記入して提出してください。提出後、保険会社の審査に通ったら、指定の口座に入金されます。
請求できる期限は3年以内となっています。しかし、実際にこの期限を適用するかは保険会社次第です。なので、期限が過ぎていても保険会社に連絡することを忘れずに覚えておきましょう。