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一時払いの医療保険を相続対策に

2018.09.11
分類:医療保険
【はじめに】 低金利時代の昨今、よりよい資産運用のために「保険」を選ばれる方も多いかと思います。 終身タイプの医療保険は、遺産相続の際の税金対策としても利用が可能となります。 また、効率的に資産運用を行うために、保険料を抑えて同じ保証を受けたり解約時の解約返戻率を上げたり、被保険者が死亡した場合でも解約返戻金を受け取ることができます。 この記事では、終身タイプの医療保険に特徴や相続対策についてご紹介して行きたいと思います。

【医療保険について】

医療保険は、病気やけがなど万が一に備えて設けられた保険です。 医療保険に加入していることで、入院や手術が必要な場合に給付金を受け取ることができますが、給付される日数や給付額は、各保険会社や保険プランによって異なります。

【終身医療保険の特徴について】

医療保険の種類には、「定期医療保険」と「終身医療保険」があります。 ふたつの保険の違いは、補償期間の違いにあります。「定期医療保険」は、定まった契約期間のあいだ保証があり、「終身医療保険」は一生涯補償が得られるという特徴があります。

【一時払い終身医療保険について】

通常の終身医療保険ですと、診断結果や病歴などで加入が難しいケースもありますが、一時払い終身医療保険は、加入条件が比較的緩いという特徴があります。これは保険契約時にあらかじめ保険料を一括で支払うため、保険会社としても保険料の回収がスムーズにできることから、加入条件を緩くしているようです。

【一時払い終身医療保険の節税効果について】

生命保険や医療保険に加入することによって、一定額の税金の控除を受けることができます。税金の控除が運用されることで、翌年の所得税が安くなります。一時払いの終身医療保険の場合、払込金額が大きいので、節税効果も大きくなります。ただし控除されるのは、保険に加入した年のみとなります。

【解約返戻金の返戻率について】

一般的に一時払い終身医療保険には、解約返戻金がついています。 解約返戻金とは、保険を解約した場合に戻ってくるお金のことをいいます。 また、一時払い終身医療保険では、ご本人が死亡した場合でも解約返戻金が支払われる仕組みとなっています。すぐに解約した場合は元本割れしますが、返戻率は年々上がりますので、しばらく置くことで元が取れるようになっています。 また、返戻率の高い時に解約して支払われた返戻金を、貯蓄や投資に用いることも可能です。

【生前贈与や相続対策にも】

一時払い終身医療保険は、遺産相続の税金対策としても活用することができます。 医療保険は受取人を指定することができ、終身医療保険の死亡保障の保険金を指定した受取人に渡すことができます。これによって遺産相続の金額を減らして相続の際に引かれる相続税を減らすことができることやすぐに現金化できるなどが可能です。

【まとめ】

一時払いの終身医療保険は、契約時に保険料をまとめて支払うことで、トータルでの保険料を安く抑えることができます。 また、終身タイプなので、補償は一生涯つづくので、高齢になっても安心です。 また、保険解約時に支払われる返戻金は貯蓄や投資用として、また遺産相続に際の税金対策としても利用することが可能です。近年注目の一時払いに終身タイプの医療保険をぜひご検討ください。