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医療保険の主契約と特約

2018.12.03
分類:医療保険
【はじめに】 日本は国民皆保険が基本なので、誰でも公的医療保険に加入しています。 しかし公的医療保険ではカバーできない治療も多くあり、万が一のときに経済的理由で治療を続行できない・・ということがありえます。 そういう事態を避けるためには民間の医療保険に備えるといいでしょう。医療保険には主契約とは、別に特約を付けて幅広いリスクに備えることができます。 今回は民間医療保険の主契約と特約に焦点を当てて紹介していきます。

【主契約?特約?】

そもそも主契約と特約の違いはなんでしょうか? 主契約とは、簡単に言うとメインで契約するものです。一方特約はそれに付随する追加オプションと言えるでしょう。 民間医療保険の主契約は保険会社によって様々ですが、一般的な補償内容は「入院給付金」と「手術給付金」です。 入院給付金は、入院日数をある程度の上限日数を設けて支払われます。上限日数は40日~120日くらいが一般的ですが、上限日数が多ければ多いほど、月々の保険料は高くなります。 手術給付金は入院している日数を元にして給付されます。保険会社によってその求め方は様々なので契約内容を知りたい方は、担当者に尋ねるか契約書を確認しましょう。 特約の主なものとしては ・先進医療特約 ・通院特約 ・女性疾病給付特約 ・成人病入院特約 ・三大疾病一時金特約 などがあります。保険会社によってバリエーション豊かな特約があります。 多く付ければ幅広くリスクに備えることも可能ですが、当然ながら保険料が高くなっていきます。自分にあった特約を見極めることが大事になってきます。 ちなみに生命保険は死亡リスクに備えることが主契約となっていますが、保険の種類によっては特約として入院・手術保険を付けることができます。その場合手続きや証券管理が簡単になるなどのメリットがあります。

【医療保険を特約としたときの注意点】

上記で少し触れましたが、医療保険を特約として付けた場合についてもう少し見ていきます。生命保険を主契約として医療保険を特約とすると気を付けなくてはいけないデメリット があります。 それは主契約を解約すると、同時に特約も解約されるということ。 特約はあくまで主契約にプラスするオプションなので、主契約なしでは成り立たないのです。 「生命保険を解約したら、特約としてつけた入院に対する保険がなくなった」となると大変心もとないことになります。よく注意して契約・解約をしましょう。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は医療保険の主契約・特約について見てきました。 主契約はメイン、特約はオプションであると認識すれば問題ありません。特約単体での契約はできないことも注意しましょう。 今回の記事を参考に自分の年齢・体調・リスクに合った適切な保険の主契約・特約を選ぶようにしましょう。