経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

骨折や脱臼に関する医療保険について

2019.04.23
分類:医療保険
【はじめに】 万一に備えて医療保険に加入していれば骨折をしても対応は可能です。 では、骨折中は、保険加入は可能だと思いますか?実は、骨折中でも加入できる保険も存在しています。 ただし、骨折前・骨折中のどちらのタイミングで加入したとしても骨折の内容で保険金が下りない場合があります。また、保険各社とともに骨折中の医療保険加入に関しては厳しい判断をとります。 そこで、今回は骨折したときの医療保険のあり方についてお伝えします。

【骨折で入院や通院をしても給付金は下りる?】

普段何気なく生活していても転倒などによって骨折することも十分にあり得ます。程度によっては入院も考えるでしょう。 骨折といってもケガの一つになるわけですから、保険会社との契約内容によりますが入院や手術の際には給付金がおります。 また、腱や顔面、半月板などの損傷においては特約が設けられていることもあり、特約に加入していて条件を満たしていれば給付金が支払われます。

【脱臼の保障】

骨折以外にも割と身近なケガとして「脱臼」があります。 実は脱臼も骨折と同じように医療保険の特約によって保障される場合があります。 脱臼といっても正確には関節脱臼が対象で、骨と骨をつなぐ関節が外れ、骨が正しい位置に収まっていない状態が対象です。 事故などが原因でこのような状態になると特約によって給付金が受け取れる可能性が出てきます。 ただし、病気などによって慢性的に脱臼しやすくなっていたり、先天的なものだったりすると対象から外れます。これは脱臼に限らず、特約の対象に含まれる骨折、腱の断裂についても同じことが言えます。

【骨折中の加入はキビしい?】

骨折に話は戻りますが、頭蓋骨や顔面の骨折などで命の危険も想定できる場合も考えられます。そういった場合は、治療費が高額になることも予想できるので、治療中に医療保険への加入を検討する人もいるでしょう。ですが、治療期間中の医療保険加入は厳しくなっています。 ちなみに、重度な骨折の部位になってくるのが頭蓋骨や顔面骨だけでなく、脊椎や脊柱、背骨があります。これらの部位の中でも脊椎・脊柱・背骨の骨折に関しては治療後に部位不担保で加入が可能な場合があります。

【まとめ】

最後に骨折したあと保険に加入する際の告知のポイントを紹介しておきます。 それは、骨折部位、入院の有無と日数、手術の有無、治療後からの経過年数です。 これらのポイントを押さえて告知をすれば、加入できる可能性が高くなります。 しかし、あくまで可能性が高くなるだけです。加入できない場合は保険会社へ相談して、条件付きで加入できる保険を見つけ出しましょう。