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ちょっと待って!医療保険に加入する前に注意点を知っておこう

2017.08.07
分類:医療保険

医療保険は病気や怪我をして入院した場合に給付金が支払われるものです。公的医療保険だけでは不安なため、入院時の負担を少しでも軽くしようと加入する人が多いのですが、加入する前に気を付ける点もいくつかあります。請求したが給付金が貰えなかった、対象外だったという事のないように加入前にしっかりと確認しておきましょう。

【1入院制度】


医療保険には、何日入院しても給付金が支払われるのではなく、1入院あたりの限度日数というものが設けられています。1入院制度とは、1回の入院で支払われる限度日数の事を言い「1回の入院60日」という場合一つの病気に対する入院で保障されるのが60日ということになります。このような保険契約では、60日を超えた場合の保障はされませんので注意しましょう。また、退院後再入院した場合も注意が必要です。同じ病気で入院する場合、2回目の入院まで180日経過していた場合は別入院と見なされ保障の対象になりますが、それ以前の場合で同じ病気の入院ですと1入院となり60日間のみの保障しか受け取れません。

【手術給付金】


一般的に医療保険には、手術給付金が付いていますがすべての手術に対して保障されるわけではありません。特に昔加入した医療保険は給付金の対象となる手術の範囲が狭い場合がありますので、確認しておきましょう。
手術給付金の対象となるのは、以下のようなケースです。
1. 約款に記載されている88項目型(約600種類) 乳房の手術、呼吸器、胸部の手術等
2. 健康保険連動型(健康保険で対象となる約1000種類) ものもらい、中耳炎、痔等

また入院を伴う手術と、通院で行われた手術などによっても給付金が出る、出ない、金額の差などがありますので加入している医療保険に事前に確認しておく必要があるでしょう。

【貯蓄型医療保険】


医療保険の中には、病気や手術などをせずに健康でいた場合、健康祝い金が給付されたり、5年、10年経過するたびに祝い金が出る貯蓄型の医療保険も多くもあります。
このような保険は、一見お得な気がしますが、保険料の総額を比較すると普通の医療保険よりも多く支払っている場合が多く保険料も割高です。医療保険は本来病気や怪我を保障するために加入するものですので、貯蓄は別に行い、必要ないものは外しシンプルな保険に加入することをおすすめします。

このように一言で、医療保険といっても様々なものがあり保障や保険料も様々です。不必要なものは付けず、自身のライフスタイルに合ったものを選択するようにしましょう。