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通所リハビリとは?医療保険と介護保険でのリハビリの違い

2017.11.06
分類:医療保険

リハビリは、患者の単なる機能回復だけではなく「自分らしく生きることや、社会生活を取り戻す事が重要となりそのために行われる全ての活動」のことを指します。
また、介護保険と医療保険ではリハビリにも違いがあります。詳しくみてみましょう。

 

【介護保険と医療保険でのリハビリの違い】


医療保険でも、介護保険でもリハビリを利用する場合医師による指示が必要になります。
それぞれの特徴は下記の様になります。

・医療保険
身体機能の早期改善を目的としており、患者の病気に応じたリハビリを行います。また保険で受けられるリハビリの日数には制限があります。

・介護保険
介護保険では、基本的に身体・生活機能の維持や向上を目的としたリハビリを行います。かかりつけ医や、主治医により、リハビリが必要だと判断された場合に受ける事ができます。
ただし、半永久的に受けられるものではなく、あらかじめ必要な時期に必要な期間を定めてから計画書を作成しそれに基づき受ける事になります。
また同一の病状の場合、介護保険と医療保険の併用は出来ませんので注意しましょう。

 

【医療保険でのリハビリの特徴】


医療保険でのリハビリは、外来や入院など病院で行うリハビリのことを言います。医療保険のリハビリの特徴は、上記のように病気別に分けられている点と、リハビリを受けられる日数が限られている点でしょう。
病院では専門的な知識を持った様々な医療技術スタッフがいるため、充実したリハビリを受ける事が出来る反面、長期なリハビリが必要な場合には不向きと言えるでしょう。

 

【介護保険でのリハビリの特徴】


介護保険のリハビリは、介護認定を受けている人が受けられるサービスです。また医療保険でリハビリを受けられなくなった人が介護認定を受けてリハビリを受けるケースもあります。
介護保険では、通所リハビリと、自宅で受ける事ができる訪問リハビリ、短期間施設等に入所して受けるリハビリがあります。介護保険でのリハビリは、医療保険とは違い病気や期間に条件はなくリハビリの必要性があると認められた場合は受ける事ができます。
制度上リハビリの専門職の人は少ないですが、長期間リハビリを受ける場合には介護保険の方が向いていると言えるでしょう。

 

【まとめ】


このように、医療保険と介護保険のリハビリには様々な違いがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
患者の状態や希望に応じて使い分ける様にして、自分にあったリハビリを受けられる様にしましょう。