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医療保険加入者は要注意!年末調整で源泉徴収分を還付するには

2018.03.02
分類:医療保険

サラリーマンは毎月の給料から所得税、復興特別所得税が給料から源泉徴収されています。
そのため、保険等に加入している人は税金を多く支払い過ぎているケースがあり年末調整を行い、税金の還付を受ける必要があります。
会社勤めの人は、これらの作業を会社の経理の人が代行してくれますので、それまでに必要書類を揃えておきましょう。

 

【保険料控除】


年末調整で、必要な書類を提出し忘れた人や、年末調整のタイミングで保険料の控除が出来なかった人も、翌年以降に確定申告をすれば払い過ぎた税金の控除を受けることができます。
この還付申告ができるのは、翌年1月から5年間となっていますので、その間に忘れずに行いましょう。
生命保険料控除には、介護保険、個人年金保険、などの控除があります。
保険料控除とは、税金を納めている人が、一定の保険料を支払った場合、上限内で所得控除を受けられるものです。
加入している保険や、保険の新制度、旧制度によって控除される金額は異なりますので詳しくは保険会社や、最寄りの税務署に問い合わせをしてみましょう。

 

【還付申告で必要になるもの】


では、税金を多く支払った人が源泉徴収分の還付を受けるには、どのようなものが必要になるのでしょうか?
保険料の控除を受けるために必要な書類は下記のものになります。

・確定申告書
税務署でもらうことができます。また国税庁のサイトからプリントアウトすることもできます。

・源泉徴収票
年末から翌年1月までに会社から交付されます。

・生命保険料控除証明書
該当者には、毎年秋頃(10月~11月)、加入している保険会社から送付されますので、還付申告まで大切に保管しておきましょう。
また万が一紛失した場合は再発行してもらえますので保険会社に依頼しましょう。

・印鑑
確定申告の書類に印鑑を押す箇所があります。また、提出する書類に訂正箇所があった場合にも必要になります。

 

【まとめ】


生命保険料控除をすれば、所得税や住民税の控除をすることができ、節税になります。
会社勤めの方は、会社で行う年末調整で、自営業者やフリーランスの方は忘れずに自身で確定申告をして多く払い過ぎた税金の還付を受けましょう。
確定申告は、難しい、面倒だと敬遠する方もいますが、やってみると案外簡単ですし、税務署でも書き方を教えてくれます。
保険に加入している人は、ぜひ活用したい制度と言えます。