経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

糖尿病で入院になる場合は?入院期間と、費用について

2016.06.03
分類:医療保険

糖尿病を発症して、自宅治療ですむケースと、入院治療になるケースがあります。
入院になる場合は、自宅では、行えない治療が必要になった場合や、自宅でできない検査を必要とする場合などです。
また、糖尿病は生活習慣が大きく関与しているため、自宅での改善が望めない場合などは、入院治療をすることになります。

それでは、治療と、入院期間、入院費用などについてみていきましょう。

【入院治療と、期間】


食事療法、運動療法、薬物療法などを行っても血糖値の改善が認められない場合は、入院治療になります。
自覚症状がなく、体調が悪いなと感じて、病院で検査を受け、血糖値が異常に高くなっている場合には緊急入院になる場合もあります。
入院期間は、一般的に2週間~1か月程度と言われています。各療法を行い、厳しい血糖値の管理がされます。
費用は、最短の2週間の場合、16万円程度と言われています。(高額医療費制度適用になりでのちに7万円位、返金されます。)

【糖尿病検査入院】


検査入院は、糖尿病と診断され、今後の治療方法の検討に利用されます。検査は、血糖値、尿糖、蛋白尿、限定検査、腹部エコーなどが行われ、1日を通じて血糖値の変化や合併症の有無などを検査します。

入院期間は、3~4日程度だと言われています。
この場合、費用は自己負担分が、3万円前後になります。
【教育入院】
教育入院とは、糖尿病の生活習慣の改善が自己でできない場合に、教育入院というものがあり、入院をさせられます。
食事療法や、運動療法の必要性を説かれ、危機感をもってもらうためにも、このまま放置していると今後どうなるかなどの、話をされ、今後の治療法の説明もされます。
入院期間は、1週間~2週間程度で、この間にも血糖値や様々な検査が行われます。

糖尿病は自覚症状が乏しいため、食事療法や、運動の必要性を感じていない人も多いのです。まずは、本人の意識改善というのが重要になってきます。

入院費は平均で、3割負担で、10万円前後かかりますが、所得に応じて高額医療費が適用されるので、これよりもやすくなります。

【まとめ】


糖尿病の場合、すべて入院になるわけではありません。さらに、入院になった場合でも、
最短の検査入院から、教育入院、通常の入院とあります。

その場合にも検査内容や、投薬の治療費、入院期間などで入院費用も変わってきます。
医療費が高額になる場合は、あらかじめ「高額医療費限度額適用認定証」というものを健康保険組合などに申請しておくと、窓口での負担金が、高額医療費を適用後の金額を支払えばよい事になり、自己負担金も少なくて済みますので、申請しておくとよいでしょう。