統合失調症でも医療保険に入れる?まとめ

100人に1人の割合で発症するリスクがあると言われている統合失調症。不治の病とされていたこともありましたが医療の発達、新しい薬の開発などによって回復できる病気との認識も広まってきました。
しかし統合失調症の方が医療保険に加入しようとすると色々と障壁になる点もいくつかあります。
今回、統合失調症の方でも加入できる医療保険の種類を紹介してまいります。
参考にしてください。
【統合失調症の方が入れる医療保険の種類とは】
統合失調症の方でも加入できる可能性のある医療保険に「引受基準緩和型保険」というタイプの保険があります。
「引受基準緩和型保険」とは保険会社への告知項目が3~5項目と少なく、通常の保険よりも保険料が割り増しされているのが特徴になります。この保険では統合失調症の方でも告知項目の回答がすべて「いいえ」であれば申し込みできる可能性があります。
ただし無職の方や入退院の繰り返しが見られる方は加入が難しくなっています。
基本的に統合失調症などの慢性的な持病がある方や既往症のある方は医療保険の加入は難しいです。これは統合失調症やその他の既往症があると生活習慣病や疾病などを患ってしまうリスクが健康な人よりも高くなってしまうことが原因です。
【引受基準緩和型保険の告知内容とは】
告知内容は3つあります。
1つ目が「3か月以内に医師より入院または手術を勧められた」かどうか。
2つ目に「2年以内の入院の有無、または手術実施」があるかどうか。
3つ目が「5年以内に特定病気の治療」があるかどうか
になります。
2つ目の告知内容を見ると、統合失調症の方で入院中の場合、退院後大体2年以上経過していることが保険加入条件だと分かります。
また、統合失調症で通院治療中の場合、統合失調症の5年以内の治療が特定の病気の治療とみなされるかどうかで医療保険に加入できるかどうかが決まってきます。またその根拠は先ほど挙げた3つ目の告知内容となっています。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?基本的に統合失調症の方が医療保険に加入することは難しいですが「引受基準緩和型保険」の告知項目をクリアできれば医療保険に加入できる可能性があると認識しておきましょう。
また、統合失調症の方でも入院履歴の有無や症状の度合いなどによっては加入できることもありますのでご自身の状況を踏まえた上で医療保険を検討してみるとよいでしょう。