経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

医療保険を途中解約するときの注意点について

2018.07.10
分類:医療保険
様々な事情により契約中の医療保険を解約しなければいけなくなった場合、いくつか注意点があります。 今回、契約中の医療保険を途中解約する際に知っておきたい情報についてまとめました。

【新しい保険に加入し直す場合の注意点】

契約中の保険を解約して新しい医療保険に加入する場合どちらの保険にも加入していない状態である「空白期間」に注意しなければいけません。 保険を解約して新しい保険への加入手続き中、つまり保障開始が始まる前に病気や事故にあってしまった場合どちらの保障も受けられない場合があります。 たとえ二重払いになったとしても「空白期間」をできるだけ生まないように注意しておきましょう。

【年齢によって保険料が上がるケースもある】

例えば、30歳で加入し10年以上継続して保険料を払い続けていた医療保険を解約し40歳から新しい保険に加入しなおす場合、毎月支払う保険料が1000円から3000円ほど割高になってしまうケースがあります。 もし解約した保険と同じくらいの保険料に抑えたい場合には保険料を年払いにするなど支払い方法を工夫しなければいけません。 一般的に医療保険は加入する年齢が高いほど保険料もあがってしまうと認識して解約するのかどうか見極めなければいけません。

【解約返戻金を受け取る際には税金に注意】

解約返戻金とは解約時に戻るお金のことになります。 この時ポイントとなるのが「返戻率」です。 「返戻率」とは既に支払った保険料の総額と解約して受け取るお金の額の割合になります。 返戻率が100%を超える場合には解約した時に受け取るお金の方が多くなりますが、同時に所得税の対象になったり、また保険料の負担者と返戻金受取人が違う場合には贈与税がかかったりするケースもあるので注意しましょう。

【解約後に解約前の入院費の請求は可能】

入院や治療をしていたのに保険会社に保険金を請求せずにうっかり解約してしまったという場合には「3年」以内に給付金の請求をすれば基本的に保険金はおりることとなっています。その際医療機関から当時の診断書を取得したり、保険会社に提出するべき資料が出てきます。まずは保険会社のカスタマーセンターに連絡して指示に従いましょう。

【まとめ】

医療保険を途中解約した場合の注意点についてまとめてみました。今回紹介した内容の他にも「年払い、一括払いの場合未到達月の保険料は返ってこない」などといった注意点もいくつか存在しています。参考にしてみてください。