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医療保険の選び方、日額給付金と支払限度日数

2018.09.13
分類:医療保険
【はじめに】 日本には公的な医療保険制度もありますが、それだけでは医療費をまかなえない事態を想定して、多くの人が民間の医療保険に加入しています。 しかし、いざ医療保険に加入するにしても、いろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。あれもこれもと心配になり、保障を手厚くすると当然月額料は高くなってしまいます。 保険商品を選ぶ上では、自分にとってどれくらいの保障が必要なのかを見極めることがとても大切です。 そこで今回は、医療保険を選ぶ際特に重要な「日額給付金」と「支払限度日数」についてお伝えします。

【日額給付金と支払限度日数】

1.日額給付金 医療保険の主契約には、入院給付金が1日につき5,000円のものと10,000円のものとがあります。 例えば、入院給付金10,000円の商品に加入している人が10日間入院した場合、100,000円を受け取れることになります。 給付金が多ければ病気になった際も余裕を持って治療・療養に専念できますが、給付金が多い保険に加入するには、毎月支払う保険料は高くなってしまいます。 健康なときの生活を切り詰めて高い保険に加入し続けるのは、本末転倒とも言えそうです。 「何か医療保険に加入したいけど、毎月の支払いも抑えたい」という人は、日額給付金が5,000円の保険商品の中から選ぶと良いでしょう。 なぜなら、公的保険の高額医療用費制度を活用すれば、医療費が一定以上かかってしまった場合は後で払い戻しがされるためです。 そのため、治療費の自己負担分のお金(8万円前後)、入院した際の食事代、病衣代、生活用品などをまかなうことができればどうにかなると考えられます。 普段から健康に気を遣い、少しでも貯金がある人なら、日額給付金は5,000円あれば充分と考えることができます。 ただし、自らの希望で個室に入院した場合の差額ベッド代は毎日かかるので、その点は注意が必要です。 「入院中、他の人と一緒の部屋何て絶対嫌だ!」という人は、日額給付金10,000円のほうが安心かもしれません。 2.入院給付金の支払い限度日数 こちらも、保険選びでは重要なポイントです。 保険商品の日額給付金限度日数には、60日・120日・180日・360日などがあります。給付金の限度日数が長くなればなるほど、月額料も上がります。 60日型は比較的新しいタイプの商品で、お手ごろな月額料で加入できるということで人気が高まっています。 また、病気や怪我での入院期間は短期化されているので、2カ月以上の入院を必要とする病気にかかる心配がなければ、これで充分と言えます。 入院が長期化しやすい病気としては、脳卒中、うつ病、がん(進行度合いによる)などが挙げられます。 また「免責期間」といって、加入から一定期間経過しないと保険の支払い対象外となってしまう決まりを設けている商品もあるので、契約時にしっかり確認しましょう。

【最後に】

今回は、医療保険の日額給付金と支払限度日数についてまとめました。 公的な保険制度も併用すれば、手ごろな月額料で加入できる医療保険でも充分と考えられます。しかし、家族を養っている人や、入院中は個室で治療に専念したい人、先進医療も取り入れて治療したい人などは、給付金が多いタイプの保険に加入したほうがいいかもしれません。 医療保険は、自分の価値観や経済状況などを加味して選択しましょう。