医療保険のもらい方~請求手続きについて~
【はじめに】
医療保険はケガや病気などの、もしものときのために加入するものです。しかしその請求の手続きを忘れたりして給付金がもらえないケースもあり得ます。
また、請求の手続きを忘れてしまわないためにも事前に請求から給付までの流れを知っておくことは大切です。
今回は医療保険の請求手続きに関する内容についてまとめてみました。
【手続きの手順は4ステップ】
ここでは医療保険の保険金請求申請から実際に保険金の振込までの流れについてまとめてみたいと思います。
1.連絡・申告
医療保険の給付金をもらうために、まずしなければいけないことは「保険会社への連絡」です。担当者やコールセンター、支社の窓口などに連絡する、もしくはネット保険の場合にはネット上での請求手続きをしましょう。
2.請求書類の作成
保険会社へ連絡がすんだら今度は送付されて来た書類を作成します。
必要書類は基本的に「給付金請求書」と「保険会社指定の診断書」になります。
書類に不備があると保険金を受け取るまでに時間を要することもありますので、書類作成の際には記入漏れがないよう慎重に確認しましょう。
3.医師に診断書作成を依頼する
保険会社からの指定診断書がある場合も含めて医師に診断書を依頼する必要があります。
ちなみに診断書代は5000円ほどかかります。
また、このとき注意したいのが「保険約款」の中で保険会社が認める手術でないとまれに給付金が下りないこともある点です。
そのようなことを避けるためにも事前に医師に「保険約款」を確認してもらい、加入している医療保険に該当する手術かどうか判断してもらいましょう。
診断書を提出したら、今度は審査の段階に入ります。
また、事故などで関係者に確認が必要な場合には書類提出後に審査とは別で「調査」が入ることもあります。
ただし調査がある場合には、審査から保険金の振込まで1ヵ月以上かかることもあります。
4.給付金の受取り
調査などが終了し審査を通過したら、晴れて給付金が振り込まれます。
一般的には5営業日以内に振り込まれるのが普通ですが、振込までの期限は保険会社によって異なるため注意しましょう。
また、簡易請求の場合には診断書の提出を原則必要としない請求が行われます。
ただしこの場合、手術給付金を伴わない入院に限るなど条件があるので気を付けましょう。
【まとめ】
請求を忘れて時間がたってしまうと3年以内なら請求可能ですがそれ以上の期間が過ぎてしまうと保険金給付がされないこともあります。
請求を忘れないように保険証券など書類の整理をしておきましょう。
ぜひ参考にしてください。