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生命保険と健康保険の大きな違いは?加入する必要性とメリット

2016.12.16
分類:医療保険

生命保険と健康保険の大きな違いは何かと言うと、それは公的なものか民間のものであるかの違いが一番大きなものになるでしょう。日本は保険大国と言われている事からも両方に加入している人がほとんどですが、本当に両方加入する必要性があるのか、またそのメリットなどについてもしっかりと考える必要があります。

【国民皆保険制度】


日本は国民皆保険制度と言う物があり、国民は職業によって分類された公的医療保険に必ず加入する必要があります。国民皆保険制度とは会社員の場合健康保険、自営業者などの場合は国民健康保険、公務員の場合共済保険にそれぞれ加入する事になり病気や怪我をして医療機関を受診した場合には健康保険証を窓口に提示する事で自己負担額の支払いのみで、誰でも公平に適切な医療を受ける事ができます。
またひと月の医療費がある一定額を超えて高額になった場合健康保険などから医療費の払い戻しがあったり、出産をした場合に一時金が給付されたり、傷病手当金が給付されたする制度もあります。
公的医療保険は過去の病歴を調査され加入を断られたり、年齢や持病などによって保険料が変わる事はありません。

【生命保険】


これに対して民間の生命保険は過去の病歴や年齢、性別、保障内容によって保険料は変わり、場合によっては加入を断られるケースもあります。
給付金は入院日額や日数、病気、治療内容によって上限が定められている為、ガンなどの場合は医療費が高額になり生命保険だけでは賄えない場合もあります。
また保険の支払い回数にも上限があったり以前の病気と同じ場合は支払われないなどの制約もある為万が一に備え自分が加入している保険についてしっかりと理解しておく必要があります。

【公的医療保険のメリットとデメリット】


公的保険ではガンの治療などで医療費が高額になった場合でも高額療養費制度がある為ひと月の医療費は8万円程度で治まりそれ以上かかっても支払う必要はありません。
さらに扶養家族も安価に加入する事ができる為被保険者の範囲が広い事もメリットと言えるでしょう。
しかし、公的医療保険には死亡時の保障がないため生命保険にも加入する必要があるのです。民間の生命保険に加入しておけば被保険者が死亡後に死亡保険金が支払われる為、これを遺族の生活費や子供の教育費に充てる事ができます。

【まとめ】


公的保険と生命保険の違いやメリット、デメリットなどは理解できたでしょうか?日本は公的保険が大変充実している国とも言われていますがやはり万が一の場合には生命保険の死亡給付金といったまとまったお金も必要になるでしょう。
健康保険で補填されない部分については生命保険で補填するように考えるのが賢明ではないでしょうか。