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今後は生命保険会社にもマイナンバーの提出が必要になる?

2017.02.06
分類:医療保険

国民一人一人の税金や雇用保険などの行政手続きに使用される、12桁の個人番号をマイナンバーと言います。マイナンバー制度の導入により、行政手続きに必要な添付書類の削減や利便性が高まります。
今後は生命保険会社にもマイナンバーの提出が必要になると言われています。
このことについてもう少し見ていきましょう。

 

【生命保険会社にマイナンバーの提出が必要な理由】


生命保険会社は法令に基づき税務署への法定調査の提出が義務付けられていましたが、平成28年1月よりこの法定調書にマイナンバーの記載が必要になり、大手の保険会社ではホームページ等にも提出のお願いという記載があります。
任意か必須かと言われれば、今すぐ必要ではない保険会社もありますが今後は必須になってくると思います。
特に死亡保険金などを受け取る際には必用になりますので、被保険者のマイナンバー等は受取時に困らない為にも事前に確認しておく必要があります。

 

【マイナンバーが必要になる保険】


マイナンバーの提出が必要になる保険で多いのが「定期死亡保険」です。
これは、死亡保険金の支払い時に税務署に提出する支払い調書へマイナンバーの記載が法令によって定められているからです。
死亡保険金受取時には保険の契約者と、受取人両人のマイナンバーの提出が必要になりますので覚えておきましょう。
このように死亡保険金の受取の際にはマイナンバーの提出をしないと保険金を受け取る事が出来ませんが、個人情報ですので提出する事に不安を抱く人も多いことでしょう。
次にマイナンバーを提出する際の注意点について確認しておきましょう。

 

【マイナンバーを提出する時の注意点】


保険会社にマイナンバーの提出を求められた際には以下のような事を確認しましょう。
・保険金の入金の確認
保険会社が支払い調書を作成するためにマイナンバーの提出が必要になりますので、まずは自分の口座に保険金が入金されているか確認しましょう。入金が確認されるまではマイナンバーを提出する必要はありません。
・利用方法の確認
マイナンバーは個人情報になるためその利用方法と、取り扱いなどについてきちんと保険会社に確認を取りましょう。

 

【まとめ】


このように保険会社にマイナンバーの提出を求められた際には、確認すべき事はいくつかあります。
マイナンバー制度の導入により様々な手続きが簡素化され便利にはなりますが、扱いやすいという事は逆に悪用されやすいという側面も持っているのです。
個人情報の漏えいという最悪のリスクも頭に入れて、管理や取り扱いには一人一人が十分注意しなくてはいけません。