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本当に大丈夫?ガン保険に加入する前に問題点を知っておこう

2017.04.21
分類:ガン保険

ガンで死亡する人の増加に伴い、ガン保険は多くの人が加入を検討する人気の保険の一つと言えるでしょう。
しかし、加入や更新をする前に少しガン保険について冷静に考えて見ましょう。実はガン保険には、いくつかの問題点があるのです。ガン保険の問題点を知り、改めてガン保険について考えていきましょう。

 

【ガン保険とは】


もしもガンになった場合、一般的な医療保険で賄う事もできます。ただし、ガン保険は専門的な手厚い保障があるため、ガンの治療を目的とした「ガン保険」に加入する方も多くいます。特に、ガンは他の病気とは違い治療期間が長く、治療費も高額になるため加入を検討する方が多いのです。
また医療保険では、入院保障が主になるため、ガンになって通院治療をする場合には向いていません。
このような特徴をしっかりと把握しながらガン保険について検討をしていきましょう。

 

【ガン保険の問題点】


手厚い保障が受けられるガン保険にもいくつかの問題点があります。例えば、ガン保険は当然他の病気は、対象とならずガンにしか利用できない点です。万が一に備え毎月保険料を支払っていても、一生ガンにならない人も多くいます。ガン保険の意味をしっかりと理解し、お守りとして考えられる人には良いですが、保険料払い込み額を貯蓄しておいた方がよかったと思う人には、向いていません。
また、医療保険の特約としてガン保険に加入した場合は、入院日数をベースに保障されるため、現在主流になっているガンの通院治療には向いていません。更に、医療保険の特約として付加した場合、主契約を解約したり、保険内容を変更した場合は特約保障もなくなる事がありますので気を付けましょう。
そして、医療保険の保障額には限界がある事も知っておくべきです。限度額以上の特約は付加できませんので、被保険者が満足のいくガン治療を受ける事が出来るか不安が残ります。

 

【ガン保険の注意点】


それでも、ガン保険に加入したいという人は以下の事に注意しましょう。
・ガン保険は、定期型を選択すると更新ごとに保険料が上がるというデメリットがある
・終身型は保険料が一生涯変わりませんが、その分割高になる
・ガンの先進医療は日々進化している為、常に最新の保障内容へ見直しが必要になる
・常に見直しが必要になるため、最新の保障内容について理解しておく必要がある
ガンと診断された場合にしっかりと保障されるように、加入者自身もガン保険やガンについての知識が必要になります。

 

【まとめ】


ガンは、今2人に1人が発症する怖い病気です。年齢別にみると40代を境に急に受療率が上がっている事が厚生労働省の調査でわかっています。40歳を迎える前に、自分自身や、大切な家族を守るために必要な備えを行っておく必要があります。