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要注意!ガン保険に加入した場合は生命保険料控除を忘れずに

2017.04.24
分類:ガン保険

生命保険料控除の新制度によって、今まで控除の対象にならなかった保険でも生命保険料の控除を受ける事ができるようになりました。新制度で新たに追加された保険は、医療保険と、ガン保険、介護保険などの保険です。この中でも特に加入者の多いガン保険の生命保険料控除について確認していきましょう。

 

【控除額の上限】


旧制度では、一般生命保険料も個人年金保険料の控除額も上限がそれぞれ5万円となっていました。
新制度では、一般生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料のそれぞれの控除額の上限は4万円となっています。
旧制度よりも、各保険の上限は減りましたが控除される保険の対象が増え、合計の控除額も拡大されました。

 

【注意点】


平成24年1月の新規契約から新制度が適用されます。新制度の導入によって注意が必要なケースがあります。
まず、平成24年1月以降に保険の更新をした人は新制度になる為今までと、生命保険料の控除額が変わります。確定申告や年末調整をする時には、注意しておきましょう。
次に、平成24年1月以降に新たにガン保険や、医療保険、介護保険に加入した人です。このような人は、新たに生命保険料控除をする必要が出てきます。毎年秋頃に保険会社から控除証明書が送付されますので、年末調整や、確定申告まで大切に保管しておきましょう。
また、平成24年1月以降に今まで加入していた保険を見直した人も注意が必要です。
このような場合も、新制度で控除を行う事になりますので気を付けましょう。

 

【控除証明書を無くしてしまったら】


生命保険料の控除対象者には、加入している保険会社から毎年秋頃「保険の控除証明書」が送付されます。
サラリーマンの方は会社の年末調整で、自営業者やフリータ―などの方は、確定申告で控除をする事になります。
どちらも、控除証明書が送付されてから数か月の期間が空く為、無くしてしまう人もいます。
もしも、紛失してしまった場合は、保険会社に依頼すれば再送付してくれますので、早めに連絡をするようにしましょう。

 

【まとめ】


日本は、保険大国と言われており全体の7割~8割の人が保険に加入しており生命保険の控除をする人も多くいます。
生命保険の控除をすると、所得税、住民税の税負担を軽減してくれるというメリットがありますので、正しく控除をするようにしましょう。
新たにガン保険、医療保険、介護保険などに加入した人、保険を見直した人などは今までとは控除額が変わったり、申告の方法が違ったりします。
控除方法などがわからない場合は、最寄りの税務署や保険の専門家に相談するようにしましょう。