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要経過観察となった場合がん保険には加入できない?

2017.05.30
分類:ガン保険

日本人の2人に1人がなると言われているがんですが、健康診断や人間ドッグで腫瘍やしこり、その他の疾患などが見つかったり、検査で異常が指摘された場合はがん保険への加入が難しくなるケースがあります。
がん保険の告知義務や、告知義務違反をした場合について詳しく見てみましょう。

 

【がん保険の告知義務】


生命保険や、医療保険に加入する時には保険会社の告知事項に被保険者となる者は、正確に虚偽の記載なく記入しなくてはいけません。
告知事項には、最近の健康状態や、過去の病歴、職業、身体の障害などが含まれています。
保険会社は、被保険者から返送された告知事項の内容を元に、保険加入の審査を行います。
過去の病歴や、健康状態によって保険に加入できないケースも珍しくありません。
健康診断の要経過観察も、例外ではなく健康診断を受けて数値が高かった人や、要治療、要再検査などと健康診断書に書かれている場合は、審査に影響します。
しかし、これは各保険会社で基準が異なりますので詳しくは加入する保険会社に直接問い合わせをしてみましょう。

 

【虚偽の告知をした場合】


もし、保険に加入したいが為に虚偽の告知をした場合はどうなるのでしょうか?
意図的に自分の病気を隠したり、健康状態について保険会社に虚偽の告知をした場合、実際に保険の給付対象になっても保険給付金が受け取れなくなります。
また、それだけでなく保険会社から契約の解除をされてしまい、今まで支払った保険料もすべて無駄になってしまいます。
このようなリスクがありますので、保険の告知は真実を正直に記入するようにしましょう。

 

【保険の告知以外にもある保険会社の審査】


実は、この他にも保険に加入する際の保険会社の審査は2つあります。
一つは、職業の審査で危険性が高い高所での作業を行う人、爆発物や高電圧作業を行う人、スタントマン、レーサー、格闘家などは保険の加入が難しくなります。
更に、道徳上の審査という物もあり不正利用を防止する為のモラルリスクが問われたり、収入、資産と比較して明らかに高額な保険をかける場合には加入できないなどの制限があります。

 

【まとめ】


がん保険を始め、生命保険、医療保険などに加入する際には保険会社の審査があります。
がん保険の告知内容は、他の保険に比べ限定的で、そこまで厳しくない場合が多く生命保険や、医療保険に比べ加入しやすいという特徴があります。
しかし虚偽の申告をすると保険料も無駄になり、良い事はありませんので、絶対にやめて正直に告知をするようにしましょう。