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がん保険をやめた場合必要になる保障と不安点を明確にしておこう

2017.06.07
分類:ガン保険

がん治療に対する医療の発展とともに、治療費も高額になり、その治療費を補填してくれるがん保険の必要性が問われるようになりました。
がん保険の必要性を考えつつ、もしがん保険をやめた場合自身が不安な点、必要となる保障などをしっかりと確認しておく事が重要になります。

 

【がん保険をやめた場合の不安点】


がん保険をやめようか悩んでいる人は、がんと診断された場合の治療費について一番不安に思っているのではないでしょうか?
特に、昨今は医療技術の向上によりがんの治療費が高額になっています。これらを全て自身の貯金で賄う場合不安があります。
しかし、日本には公的医療保険の中に「高額療養費制度」というものがあります。高額療養費制度を使えば、一般的な収入の世帯では毎月の医療費が最高8万円弱で済みます。入院が半年~1年必要になった場合でも50~100万円程度の貯蓄があれば賄えるでしょう。
このように、収入が多く貯蓄も充分にある人は、がん保険をやめても不安になることは少なく必要性は低いと考えられます。

 

【必要な保障】


保険は、公的医療保険で賄えない部分を補う目的で加入する人が多くなります。がん保険もその一つで、がんの治療には多額の治療費がかかる為、それに備え加入する人が多いのです。
もし、がんになって先進医療を受けたい、特別な療養施設で療養したいなどの希望がある人はがん保険をやめたら、それらの保障を別で備えておく必要があります。
例えば、がん保険の保険料と同様の金額を定期預金口座などに毎月貯金をする、万が一に備え保険金程度の蓄えをしていくなどの方法を取りましょう。
保険は万が一に備え加入するもので、健康で一生涯お世話にならない人も多いことから、実際にこのように自分で貯蓄をしていく方が賢明だと考え保険に加入していない人もいます。
医療保険への加入は月々の保険料と、支払われる給付金を考えコスト面で損にならないように慎重に検討することが重要です。

 

【まとめ】


がんになる人は増加傾向にあり、今後もがん保険は多くの保険会社で販売されていくでしょう。
しかし、がんになる確率が高いから必ずしも加入すべきだとも言えません。自身にとって本当に必要な保険であるか、どうかをしっかりと見極め加入するか、解約するかを検討しましょう。
また、結婚や就職、出産など人生の分岐点では、保険を見直す大きなチャンスになります。
無駄な保険に加入しない為にも、その時々に立ち止まって保険の見直しをするようにしましょう。