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たばこを吸う人はがん保険に加入できない?がん保険とたばこ

2017.06.13
分類:ガン保険

たばこを吸う人は、吸わない人に比べがんを発症する確率が約5倍高くなると言われています。それでは、たばこを吸う人は、がん保険には加入できないのでしょうか?がん保険と、たばこの関係について詳しく見ていきましょう。

 

【たばこを吸う人はがん保険に加入できない?】


たばこを吸う人は、がんのリスクが高まりますので保険への加入をすぐにでも検討したい所ですが、加入できるのか心配になります。実際には、たばこを吸う人もがん保険への加入はできます。
現在健康上の問題がない人、過去一定期間に健康上の問題がない人は、その旨を告知書に記載すればがん保険に加入することは出来ます。保険に加入する時には、たばこを吸う、吸わないことよりも加入時の健康状態が問題になります。
しかし喫煙者と、非喫煙者では先ほど言いましたようにがんを発症するリスクが違います。保険の公平性を保つために、たばこを吸わない人の方が、保険料が安くなる「非禁煙者保険料率」を取り入れている保険会社は多くあります。

 

【非禁煙者保険料率が適用される条件】


がん保険で、非禁煙者保険料率が適用されるには過去1年以内に喫煙をしていないことという条件があります。つまり、保険に加入する前後だけ喫煙をやめていても適用されないのです。喫煙歴については、告知だけでなくがん保険の加入前に所定の検査をすることになっているので、嘘はつかないようにしましょう。
しかし、1年以上たばこをやめていても、以前喫煙していた時にヘビースモーカーだった人は、喫煙しているという検査結果が出てしまい保険に加入できない場合もあります。1年は一つの目安として覚えておきましょう。
そして、家族や会社などでヘビースモーカーがいる人も注意が必要です。あまりに副流煙を吸いすぎている場合は、加入前の検査で適用外となることもあるからです。

 

【喫煙していなくてもがんになるリスク】


たばこは、百害あって一利なしと言われるほど健康に害を及ぼすものです。喫煙は、がんだけでなく、心筋梗塞などを発症するリスクも高まります。
しかし、たばこを吸っていないからと言って安心できません。禁煙者でもがんを発症しやすくなる方も多いのです。
それは、近年問題となっている「受動喫煙」によるものです。喫煙者が吐いた煙を気づかぬうちに周りの人が吸っていることも多く、職場や飲食店でも分煙が見直されています。

 

【まとめ】


このようにたばこを吸う、吸わないに限らず現在はがんを発症するリスクは大きくなっています。更に一度、手術や入院をしてしまうと5年間は保険に加入するのが難しくなります。
保険に加入できなくなるリスクを考えると、専門家に相談し元気なうちに必要な保険に加入しておくことをお勧めします。