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40代からはリスク増?がん保険に加入するベストなタイミング

2017.08.17
分類:ガン保険

日本人の2人に1人はがんになる時代ですが、私達ががん保険を検討するベストなタイミングとはいつなのでしょうか?がんになるリスクやがん保険の必要性と伴に考えていきましょう。

 

【がんになるリスク】


国立がん研究センターによると、がんになるリスクは男女ともに40代を境に増加傾向にあり、その後高齢になるにつれて疾患率が上がっています。
各部位による疾患率はそれほど高くないものの、全がんの割合を見ると、一生涯でがんになるリスクは男性62%、女性46%となっており決して低くはありません。
このような統計から考えると、がん保険への加入は遅くても40歳よりも前に加入しておく方が安心です。
また、がん保険はその性質上90日間の免責期間があるため、医療保険のように保険に加入し保険料を支払った時点で契約が成立するわけではありませんので、注意しましょう。

 

【早ければ早いほどいい?】


年を取るほど病気になるリスクは高まることから、年齢が上がるとともに保険料も上がります。このようなことを考えると、がん保険も若いうちに加入しておいた方がよいのでしょうか?
早期加入のメリットを見てみましょう。がん保険に若いうちから加入するメリットは下記のようなものがあります。
・加入年齢が若いほど、保険料が少なくなるため家計の負担が少ない
・働き盛りの人ががんになった場合の経済的ダメージは大きいため、保険で補填できる
特にがんになって家計へのダメージが大きいのは、がんが長期化した場合です。このような場合は、家庭における収入が大きく減り、治療費の負担がかさむというリスクがあります。
保険に加入しておくことでこれらに備えることができます。

 

【早期加入のデメリット】


一方でがん保険に早くから加入するデメリットもあります。それは、若年層がんの割合が全体で見ると非常に低いという事です。がんになるリスクは低いのに、毎月保険料を支払うことになりコストがかかるからです。
データを見ると、40歳までの若年層がんの割合は、男性が1%、女性が2%と非常に低いことがわかります。
これらを見ると、若いうちにがん保険に加入し、保険料を支払っても無駄になるケースがほとんどでしょう。
メリット、デメリットを考えてがん保険に加入するベストなタイミングは、やはり若いうちではないかと思います。なぜなら、がんになってからは保険に加入できないこと、がんになった場合の治療費、世帯の収入減のリスクなどを考えるとやはり早期にがん保険に加入しておいた方が安心だからです。
がんになった場合のリスクと保険料を支払うリスクを考え、自身にとってベストなタイミングで保険を検討することが大切でしょう。