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血液のがん悪性リンパ腫はがん保険の支払い対象になる?

2018.01.23
分類:ガン保険

がんには大きくわけて、「固形がん」と「血液のがん」の2種類があります。固形がんは、胃がんや、肺がん、乳がんなどがあります。
一方、血液のがんとは白血球やリンパ球ががん化するもので白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫があります。血液がんの場合もがん保険の保障対象になるのか詳しくみてみましょう。

 

【悪性リンパ腫もがん保険の対象になる?】


血液のがんである「悪性リンパ腫」もがん保険の支払い対象になるのでしょうか。血液のがんも、がんの一種ですので当然がん保険の対象になります。
血液のがんは、固形がんとは異なり手術はできず、治療は抗がん剤治療が主流になります。近年は、分子標的薬による治療が行われるようになりました。
がんの治療のために、入院や手術を行った場合、入院給付金、手術給付金などの支払い対象になるため、保険会社に連絡をして保険金の請求をしましょう。

 

【悪性リンパ腫の場合どれくらいの治療費がかかる?】


悪性リンパ腫は、種類ごとに治療方法が異なり、進行具合によっても治療費は異なります。悪性リンパ腫の平均的な治療費は下記のようになっています。

・入院した場合(3割負担)
入院治療を行った場合、27万2,833円となります。

入院外の場合(3割)
入院外の治療を行った場合、1万6,276円となります。
このように血液のがんの代表でもある白血病や、悪性リンパ腫は、他の固形がんに比べ治療費が高くなっています。血液のがんの治療費の平均が、固形がんに比べ高くなるのは、抗がん剤治療が中心になっていることにあります。
一般的に抗ガン剤治療は長期化するため、公的医療保険の高額療養費制度を利用しても毎月の医療費が積み重なり家計の負担は多くなるのです。

 

【がん保険の必要性】


このようなことを考えても、血液がんを発症した場合、さらにがん保険の必要性は高くなります。
がんのリスクに対して備えるために、民間の保険に加入する場合は下記の点に注意しましょう。
・入院に限った保障がある保険よりも、入院、通院によらない保障がある
(診断給付金や治療給付金などが保障される保険)
・抗ガン剤治療にも適応している
・診断給付金や抗ガン剤治療に対応した給付金が繰り返し支払われるもの

 

【まとめ】


がん保険を検討する場合、悪性リンパ腫など血液のがんにも対応できることを理解しておきましょう。保険を選ぶ際には、診断給付金や治療給付金などが支払われるもの、抗ガン剤治療にも対応しているかなどを確認しておく必要があります。