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がん保険は何歳まで入れる?高齢になってもがん保険は必要?

2018.01.24
分類:ガン保険

がん保険は、保険商品の中でも人気の商品となっています。また日本人の2人に1人はなる疾患ということから、これから加入を検討する人も多いのではないでしょうか?
そこで、がん保険は何歳まで加入することができるのか、また高齢になっても加入する必要があるのか、という点についてみてみましょう。

 

【がん保険は何歳まで加入できる?】


医療保険は、一般的に満85歳まで加入することができ、がん保険についても同様に加入できる年齢は満85歳までとなっています。
ただし、加入できる年齢は保険会社によって多少異なりますので、加入を検討する場合は保険会社に直接連絡をしてみるようにしましょう。
ちなみに、(死亡保障付き)死亡保険の場合は、満85歳までとなっており一時払いの生命保険は、満90歳までとなっています。
このほかにも、個人年金保険は満60歳まで、学資保険は被保険者が10歳までとなっている場合が多いようです。このように、各種保険によって加入できる年齢がありますので気を付けましょう。

 

【がん保険は高齢になっても必要?】


では、もしがん保険に加入していない人が、高齢になった場合それからでも加入した方がよいのでしょうか?
がんは、高齢になるほど疾患率が上がる病気で、がん患者の多くは60歳以上の高齢者です。若年層でがんになる割合は1~2%と大変低くなっています。これを見ると、多くの場合がん保険が必要になる年齢は60歳を過ぎたころからだと考えられます。しかし、高齢になっていざがん保険に加入しようと思っても、保険料が高く入れないケースも少なくありません。
60歳以上で、がん保険に加入する場合月々の保険料は1万円を超えるのが一般的です。現役で働いている場合も以前より給料は減っていますし、公的年金だけの場合はなおさら、高額な保険料を支払いながら月々生活していくのは大変です。
年間の保険料を考えると、60歳を過ぎてがん保険に加入するのは現実的ではないでしょう。

 

【60歳以降は加入しないのも一つの方法】


高齢になると、がんになる確率が上がると言っても、全員ががんになるわけではありません。60歳以降はがん保険に加入しないというのも一つの選択として考えておきましょう3。
特に、若年層世帯で子供がいて教育費の負担や、住宅ローンの支払いが残っている場合を除き、60歳を過ぎれば多くの世帯で子供はそれぞれ独立し、夫婦だけの生活になっています。このような場合、家計に与える負担も少なくなります。
また、75歳を過ぎれば後期高齢者医療制度により医療費の負担は少なくなります。

 

【まとめ】


がん保険は、85歳まで加入できますが高齢になって多くの保険料を負担して加入するメリットがどの程度あるのかをしっかりと考える必要があるでしょう。また、公的医療保険制度、その他の保険などをうまく活用しながら病気に対する備えをしていきましょう。