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日本人は健康は大間違い!日本で癌患者が増加している原因は?

2018.03.30
分類:ガン保険


欧米諸国をはじめとする先進国では、癌の死亡率が減少しているのに日本では癌で死亡する人の割合が年々増加しています。
人口10万人あたりでみると、日本の死亡数は米国の約1.6倍になっています。
癌患者が増加している背景にはどのようなことが考えられるでしょう?

 

【この30年で患者数は2倍にも膨れあがった】


今や日本人の2人に1人がなると言われる癌ですが、昔からこのように高い割合だったのでしょうか?
実は癌患者はここ30年で約2倍にも膨れ上がったのです。
1980年以前までは日本人の死因としてトップだったのは脳卒中でしたが、1981年以降日本人の死因としてトップになったのが癌でした。
その後も増加し続け、30年で2倍にも膨れ上がったのです。
1995年ころまでは、癌で死亡する割合は日本も欧米諸国と同程度でしたが、以降は欧米では毎年5%ずつ死亡者が減っているのに対し、日本では毎年死亡者が増え、その差は開く一方です。
日本は、世界的に見ても優れた医療技術や医療機器を兼ね備えた先進国です。
たとえ癌が見つかったとしても早期で治療をすることが可能で、死亡者は減少するはずですが、減少せず増加し続けているのは何故でしょうか?

 

【日本で癌患者が増加している原因】


癌患者数が増加している原因として下記のようなことが考えられます。

・日本人の平均寿命が上がった
日本は超高齢化社会に突入しており、癌は高齢になるほど疾患率が高くなります。
高齢者が多い日本では、必然的に癌患者数が増加し死亡率も増加することになります。

・食生活の欧米化
かつて穀類、豆類などを主な主食としていた日本人ですが近年食生活が欧米化しており、動物性脂肪を多く摂るようになりました。その結果癌になる人が増加したのです。

・ストレス過多の時代
日本人は勤勉で努力家であると言われています。さらに働きすぎの国であるとも言われています。長時間労働、ブラック企業の増加、生真面目さなどが原因でストレスの多い社会になっています。癌の1つの原因とも言われているストレス過多の時代が癌の疾患率を上昇させているのです。

 

【まとめ】


癌はここ30年で2倍以上に増加している疾患で、日本人の2人に1人がなり、3人に1人の割合で死亡する死亡原因トップの疾患になりました。
癌患者が増加した原因は、上記以外にも様々なことが考えられます。
食生活の見直し、毎日適度の運動をする、喫煙やアルコールを控えるなどの努力で癌疾患率は減少します。
また、癌検診を定期的に受けることも大切でしょう。