経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

がん保険の基礎知識~まずは種類と内容を知ろう~

2018.08.10
分類:ガン保険
【はじめに】 がん保険は、がんの治療に特化した保険です。医療保険にがん治療の特約をつけることもできますが、がん保険は主契約でがん治療にかかる費用を負担します。 また、がんに対する不安を抱えている人は多く、がん保険だけでも様々な種類のものが発売されています。 今回は、がん保険の基礎知識の中から、種類、医療保険との違い、保険の内容をまとめます。

【がん保険の基礎知識】

1.がん保険の種類 がん保険には、医療型と同じく定期型と終身型の二種類があります。 定期型は保障の有効期間が定められており、終身型は一生に渡って保障を受けることができます。がん保険は、終身型が主流となっています。 2.医療保険との違い 冒頭にも書いた通り、医療保険にがんの特約をつけることはできるのですが、医療保険とがん保険にはどのような違いがあるのでしょうか。 医療保険の場合、保険会社に必要書類を提出して一回目の保険料の払い込みが完了した時点で保障が始まりますが、がん保険の場合は3カ月前後の待機期間(または免責期間、不填補期間)終了後から保障が始まります。 がんは、初期症状がほとんど見られないため、がん保険加入直後に検査をして、加入以前にできていたがんが発覚するということもあり得ます。待機期間とは、こうしたケースでの請求を避け、購入者の公平性を保つために設けられているのです。 がん保険に加入する際には「加入から3カ月間は保障が適用されない」ということを覚えておきましょう。 3.がん保険の内容 がん保険の商品は、主に診断給付金、 入院給付金、手術給付金、通院給付金の4つで構成されています。 (1) 診断給付金 がんと診断されたときに給付されるお金です。 診断給付金は、他の給付金のように病状や治療内容、入院・通院日数などにより金額が左右されるわけではないため、がん保険で最も重要なサービスと言われています。 (2)入院給付金 がん治療を目的とした入院で給付されるお金です。 (3)手術給付金 がんで所定の手術を受けたときに給付されるお金です。 (4)通院給付金 抗がん剤治療などで通院したときに給付されるお金です。

【最後に】

今回は、がん保険の基礎知識として、種類、医療保険との違い、保険の内容についてまとめました。 がんは、以前よりも早期発見が可能となり、治療方法も増えていますが、それでも不安要素が大きい病気です。 生活面を見直してがんを予防することはもちろん、自分に合った保険を探して、かかってしまったときの備えをしておくと安心です。 また、がん保険のことをもっと知りたい方は、このブログの過去記事や、保険会社のQ&Aサイトなどをご覧になられることをお勧めします。