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ガン保険の治療費について

2018.11.22
分類:ガン保険
【はじめに】 日本人の2人にひとりがなるガン。 一昔前までは不治の病でしたが、今では入院しなくても(もしくは少ない入院で)治せる病気になってきました。 それでもやはり心配になってくるのはその費用。 ガンでは平均100万円の治療費がかかるといわれています。また治療中は仕事もお休みしなくてはならないので収入も減ることが予想されます。 今回はガン治療でかかる費用とその公的医療保険適用範囲などを見ていきたいと思います。

【ガンでかかる治療費】

・ガンの治療費とその他の費用 ガンの治療費として直接かかるお金は「血液検査」「レントゲン」「CT」「エコーや生検組織診断などの検査費用」「診察費用」「手術費用」「調剤薬局で支払う薬代」「病院で支払う抗がん治療費などの薬代」「入院費用」などがあります。 その他のかかるお金として、通院のための交通費(ガソリン代を含む)、診断書の作成代、入院時の日用品や寝衣代、入院時の個室代、食事代などがあります。

【公的医療保険が効かない部分】

現在日本では、最新の治療や新薬、医療機器などを使った治療などは公的医療保険の「給付対象外」になります。また保険が適用されない「保険対象外」診療を受けた場合、全額自己負担となります。 しかし、厚生労働大臣が「先進医療」として認めた医療に関しては、保険対象外の診療と保険診療の併用が認められ、保険適用の治療部分には公的医療保険の給付の対象になります。 保険適用外の例としては差額ベッド代があります。 聞き覚えのない言葉ですが、差額ベッド代とは、定員が4人以下で、1人あたりの面積が一定の広さを有し、プライバシーを確保できる個室のことです。 公的医療保険の適用されないサービスは、患者さんの家族の承諾をもらったうえで実施されるのが一般的です。つまり、患者さんや家族の承諾なしに保険適用外のサービスを行い、費用が請求されることはありません。

【実際に支払うお金の例】

例えば、入院費が100万円かかったとします。 そのうち、医療費が総額90万円で健康保険等が適用されない食事負担・差額ベッド代などの総額が「10万円」だったとします。 医療費の総額の内、3割負担分の「27万円」は患者さんが医療機関等に支払い、残り7割負担分の「63万円」は保険で支払われます。

【まとめ】

現代、ガンの病気になるのはそうめずらしくはありません。ガンになった場合、休職したりして収入も減り、さらに高額な医療費もかかります。もしもの急な出費に備えて、いろんな民間のガン保険の商品があります。自分や家族のためにも、この機会にガン保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。