がん保険でよくみる用語を解説!
【はじめに】
今や日本人の2人に1人がかかると言われる「がん」。それに備えてがん保険に入る人も多くなっています。そこで問題になってくるのは、パンフレットや契約書にでてくるがん保険特有の難しい用語。
「がん保険に入りたいけど、どこまでカバーしているかわかりにくい」
「万が一のために契約内容を全部聞いておきたい!」
そう思ったことはありませんか?
今回の記事ではそういったがん保険によくみられる用語を解説していきます。
【がん保険でよくみる用語】
・待機期間
がん保険の場合、保険加入してから90日間はがんが発病しても補償が認められない期間があります。
なぜこの制度があるかというとがんは発症しても自覚症状がなく、加入直後の診断で発病していた場合があるからです。待機期間は、こういったケースからの請求を避けるための期間でもあります。
保険会社と保険加入者の公平性を保つために設けられた期間とも言えます。
・悪性新生物(がん)と上皮内新生物
がん保険の中には「上皮内新生物は保険対象外」となっているものもあります。では上皮内新生物とは何でしょうか?
上皮内新生物とはがんの初期症状のことで、他の組織に転移することはほとんどありません。なので上皮内新生物だと早いうちに治療すると完治は可能です。
男性と女性では上皮内新生物に違いがあり、女性の場合だと上皮内新生物でも多くの医療費が必要になる可能性があるそうです。
一方、悪性新生物とは人の新陳代謝を勝手にさえぎり増殖を続ける細胞なのです。それゆえに転移や再発確率が高い腫瘍になっています。この悪性新生物は他の臓器への進行も速く悪性腫瘍とも言われています。また悪性リンパ腫などの血液のがんや肝臓がんやすい臓がんなども悪性新生物に分類されます。
・先進医療特約
先進医療は高度の医療技術を用いた治療法です。
公的医療保険の対象にはまだなっていないですが、安全性や有効性で一定の基準を満たしたものであるとみなされた医療です。
有効性や安全性が認められると、先進医療から公的医療保険の対象に切り替えられることもありますが、先進医療は公的医療保険にはなっていないので治療を受けるには医療費は全額が自己負担になります。
先進医療特約は、先進医療にも対応したがん保険のオプションと考えましょう。
・払込免除特約
生命保険の中には、保険料払込免除特約という特約をつけるものもあります。これは重い病気で要介護状態になると、後の保険料の支払いについては免除になる特約です。
しかし、保険料払込免除特約をつけても生命保険に契約してから免除が認可されるまでは特約保険料を支払わなければいけません。
【まとめ】
いかがでしょうか、がん保険についてまとめてみました。参考にして頂けると幸いです。