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がん保険を選ぶときに押さえておきたい用語

2019.06.17
分類:ガン保険

はじめに

「高齢になったときに備えてがん保険に入りたい」 「親ががんになったので自分も念のためがん保険に入っておきたい」 そう考える働き盛りの人は多いでしょう。 しかし、いざがん保険に加入したいと思っても、パンフレットや約款に聞きなれない用語が頻繁に出てきて何を基準に選べばいいのかよく分からないということはありませんか? そこで今回は、がん保険の資料に頻繁に出てくる用語をいくつかご紹介します。

がん保険を選ぶときに押さえておきたい用語

まずは保険の内容を見ていきましょう。

終身がん保険

終身がん保険は、加入すると一生涯保障を受けられるがん保険です。 がんの治療に関連する給付金を受け取れる回数や日数に制限がなく、保険料を支払っているかぎりは何度治療を受けても補償を受けることができます。 また、保険料の支払い方法には2通りあり、ある一定の年齢で支払いを負える「短期払い」と、一生涯支払い続ける「終身払い」から選べます。

定期がん保険

定期がん保険は、5年や10年という一定期間だけ保障が受けられるがん保険です。 期間内にがんの治療を受けた場合に給付金が受け取れます。また、その都度更新することで高齢になっても加入し続けることもできます。

補償内容

次に保障内容を見ていきましょう。

がん診断給付金

その名の通り、がんと診断されたときに下りる給付金です。 給付される条件は商品により異なるため、入院が必要か、複数回受け取れるのか「2回目以降受け取る場合の条件はどうなのか?」など、診断給付金を重視する人は約款を確認しましょう。

がん入院給付金

がんの治療のために入院した場合に受け取れる給付金です。 入院中、1日につき定められた金額が給付されることとなります。 がんの治療のための入院であれば、支払われる日数制限はありません。

がん手術給付金

がんを治療するために手術を受けたときに受け取れる給付金です。 金額はがん入院給付金の10倍、20倍という基準で決められており、受けた手術の種類により金額が異なる商品や、どのような手術でも一律となる商品が存在します。

がん先進医療特約

先進医療を受けた場合にも給付金を受け取れるという特約です。 先進医療とは、厚生労働大臣が定めた高度な医療技術で、安全性や有効性が認められると健康保険への適用が検討される医療技術です。 主に国立の医療センターや大学病院などの大規模な医療施設で研究されています。 研究途中の治療法なので現時点では健康保険が適用されず、費用が高額になってしまいます。しかし、より体への負担が軽い治療方法を選択することが可能となります。

治療方法

治療に関する用語も見ていきましょう。 「どの治療に保険が適用されるかどうか」という点で関係があります。

化学療法

薬の内服や注射により抗がん剤を体内に入れてがんを治療する方法です。 手術や放射線治療と並び、がんの治療方法として一般的です。

放射線治療

放射線をがん細胞に照射して増殖をストップさせる治療方法です。

重粒子線治療

重粒子線(炭素イオン線)という物質を照射し、がんを治療します。 がん細胞にピンポイントに照射できるため、従来の放射線治療よりも副作用を軽くすることができます。 しかし、現在は先進医療に含まれており、300万円前後の費用がかかります。

最後に

今回は、がん保険に関連する用語についてまとめました。 がん保険を選ぶ際にはがんに関する用語を理解し、自分が受けたい保障をはっきりさせましょう。